Trea Turner, SS
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, DH
Asdrúbal Cabrera, 2B
Ryan Zimmerman, 1B
Kurt Suzuki, C
Adam Eaton, RF
Anthony Rendon, 3B
Juan Soto, LF
Howie Kendrick, DH
Asdrúbal Cabrera, 2B
Ryan Zimmerman, 1B
Kurt Suzuki, C
Victor Robles, CF
先発投手がStephen Strasburgに変わりましたが、打線は第1戦と全く同じ。Gerrit Coleを打ち崩した打線を変える必要はありませんよね。
アストロズの先発はJustin Verlander。今更紹介の必要もない大投手ですね。36歳の今季も自身3度目となる最多勝のタイトルを獲得。通算3000奪三振にも到達しました。ポストシーズンでの登板は今日が実に30試合目。WSに限っても6度目の先発。胸を借りるつもりでしっかり戦いましょう!
Stay in the Fight !!
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W12-3@HOU (Series 2-0)
Strasburg(W) 6.0IP 2ER 7H 1BB 7K
Rendon 1/4 double BB 2RBI
Eaton 2/4 HR(1) SAC 2R 2RBI
Kendrick 2/5 R RBI
Cabrera 2/5 R 3RBI
Zimmerman 2/5 RBI
Suzuki 2/5 HR(1) R RBI
Taylor 1/1 HR(1) R RBI
敬遠四球。
試合時間短縮の観点から2017年に申告制が採用され、外した悪球を打ちに行くとか、逆に急に捕手が座ってストライクを取ってしまうとかいったかつて見られた珍プレーがなくなりましたが、ルール上はもちろん今もあります。投手が打席に入るナ・リーグでは前の打者を敬遠して投手を打ちとろうとする作戦は毎試合のように用いられています。しかし、DH制を採用するア・リーグでは様相が異なり、近年急激に減少。中でも急先鋒を行くのがA.J. Hinch監督のアストロズであり、昨シーズン、敬遠四球が公式スタッツとしてカウントされるようになった1955年以来最少となる4個を記録。さらに今シーズンは決して破られることのない記録、つまり「0個」を達成しました。ALDSでもALCSでももちろん0。
そのアストロズが今年初めて敬遠策をとり、そして見事に失敗することになりました。
場面は7回表。Kurt Suzukiのソロ本塁打で2回から続いていた2-2の均衡をナショナルズが破った後、連続四球と送りバントで1死2、3塁としながらAnthony Rendonが浅いセンターフライに倒れて2アウト 。この絶好の追加点のチャンスに追加点を取れなければまだこの試合はどちらに転ぶか分からないなと感じていました。マウンドにはこの回途中からJustin Verlanderの後を受けたアストロズ2番手のRyan Pressly。バッターは第1戦でセンセーショナルな活躍を見せたJuan Soto。Hinch監督は(おそらく迷うことなく)1球も投げずに敬遠を指示しました。一般的に言えば、妥当な選択だったのかもしれません。
しかし。ナショナルズのファンは思い出しましたよね。ナショナルズの選手も、ベンチの監督・コーチももちろん思い出したはずです。次のバッターHowie Kendrickが、ドジャーズとのNLDS第5戦、延長10回表に、同じようにSotoが敬遠されて満塁となった後にやってのけたことを。
さすがに満塁弾とはいかなかったものの、Kendrickの打球は三遊間への内野安打(1点目)。続く、ここまで3打席3三振だったAsdrubal Cabreraがセンター前シングル(2、3点目)。Ryan Zimmermanのこの日2本目となる完全な打ち損ないのサード前内野安打をサードAlex Bregmanが悪送球(4、5点目)。気が付けば、満塁弾を超える5点が入り、事実上試合は決まりました。
おそらくHinch監督は、敬遠四球に対するネガティブなこれまでの認識を改めて確認したことでしょう。
しかしですね。実は、直前の6回裏にナショナルズも敬遠策を用いていたのです。まだ2-2の同点だったこの回、1死からYuli Gurrielに二塁打を打たれた後の場面でした。マウンドにはStephen Strasburg。バッターは22歳のルーキーながら強打を買われてDHを務めるYordan Alvarez。第1戦で2安打1四球。この試合でも第1打席はセカンドCabreraのダイビングキャッチに阻まれたものの、第2打席ではライトへシングル。打撃好調のこのAlvarezに対し、とりあえず際どいところを攻めたもののカウント2ボールとなったところで、ナショナルズは敬遠を選びました。次の打者は今シーズンはやや不調とは言えALCSではサヨナラホームランを打ったCarlos Correaということで、それなりにリスクのある選択でしたが、結果はセカンドへのポップフライ。後続も絶ったStrasburgがベンチに戻ると激しい祝福のハイタッチ、そして激し過ぎるハグ(笑)。このすぐ後にSuzukiの勝ち越し弾が出たのは偶然で片付けられるものでしょうか。
リーグが違うので単純に比較はできないとはいえ、ここまで敬遠0のアストロズと、レギュラーシーズンで41個、ポストシーズンに入ってからも2個(6回裏のを含めれば3個)のナショナルズ。もし、野球の神様の一族に敬遠の神様がいるなら、どちらに微笑むかはきくまでもありませんよね。(相変わらずの非科学的発想ですみません。)
結果的には大差になりましたが、Verlanderもさすがのピッチングで、6回までは期待通りの一級品の投手戦。一打出ればどうなっていたかという場面が連続する緊迫感のある好ゲームでした。今日のStrasburgの内容は悪くなかったと思いますが、ボール球になるカーブやスライダーをしっかり見極めてあまり三振しないアストロズ打線はやはり手強い印象。
それでも勝てたのは、どの選手も落ち着いて自分のプレーができていることに尽きると思います。例えば、途中出場で9回表にホームランを放ったMicael A. Taylor。打った瞬間、ちょっと歯が見えますよね。そしてベンチに帰ってきていつも通りのはにかんだ笑顔。最高です。
1つ勝てば御の字と思っていたアウェイでの最初の2戦をまさかの連勝。しかもGerrit ColeとJustin Verlanderという2人の好投手に黒星を付ける展開。(私を含め)大いに盛り上がっていますが、まだシリーズが終わったわけではありません。ワシントンに戻っても緩めることなく、締まった試合を期待しています。
移動日を挟み、第3戦は日本時間26日土曜日の朝です。
最後に。4回表のZimmermanの打球を処理しようとして転び、送球を自分の脚に当てるというVerlanderの珍プレーに対するダルビッシュ有のツイートが話題になっています(MLB.comのCut 4、他にもたくさんありますが、例えばCBS)。いつもながらダルビッシュのこういうセンスは実に素晴らしいですね。アメリカ人にもこれだけ受けるとは。