2012/04/28

Zimmerman→DL、Bryce Harper→MAJOR

右肩痛で4月21日以降欠場しているRyan ZimmermanがDL入り。代わって、Bryce Harperがメジャー初昇格。4月28日のドジャーズ戦に7番レフトでデビューすることとなりました。
Photo by Dennis Nett - AP
Zimmermanの故障は当初は軽症と言われていましたが、休んでもなかなか改善せず、相変わらずバットが振れないそうです。最短なら5月6日が復帰可能日ですが、それまでに回復すると期待していいのかどうか分かりません。心配でなりません。

Michael Morseに続いてZimmermanが離脱し、(これまでのところ投手陣の異常なまでの好投によりカバーされてきましたが)打線の得点力不足は深刻化の度合いを増しました。ことに、主にRoger BernadinaXavier Nadyのプラトーン体制をとってきたレフトは、併せて.097/.207/.125 という目を覆わんばかりの成績しか残せてきていませんでした。

この状況を打開するために何らかの手を打つ必要があるとは多くの人が感じていましたが、まさかHarperが呼ばれることになるとは思いませんでした(もう1人の候補として検討されたTyler Mooreについて、Rizzo GMは外野守備の経験が少な過ぎることを指摘しています)。これまでHarperの昇格のタイミングについて慎重姿勢を貫いてきたフロントがこのような判断を下すとは、全く予想外。

Bryce Harper (2012 for AAA)
20G 81PA 4double 1triple 1HR 8R 3RBI 9BB 14K .250/.333/.375 1SB

ご覧のとおり支配的とはとても言えない数字。多くの記事がメジャー昇格は早いのではないかと懐疑的な論調です。また、守備についても今季は主にセンターを守っていましたので、メジャーで守ることになるとされているレフトではわずか2試合しかプレーしていません(昨季は37試合)。Rizzo GM自身、Zimmermanの故障により予定より早い昇格となったとコメントしています。ただ、直近の10試合に限れば.290/.421/.419と調子を上げつつあったので、いいタイミングだったのかもしれません。

タイミングと言えば、マイナーで20試合を過ごしたことにより、FA権の取得が2017年シーズン後から2018年シーズン後になりました。少なくともこのタイミングまで待つことは間違いないと思っていましたが、その直後の昇格となりました。

Rizzo GMは、Zimmermanが復帰すればHarperをマイナーに戻す可能性があると言っていますが、そこはHarper次第でしょう。チャンスをがっちりつかみ、このまま振り返ることなくメジャーに定着してくれることを期待します。

0 件のコメント: