2012/08/05

8/4 エラー、エラー、エラー、そしてエラー

W10-7 Marlins (Season 64-43)
Zimmermann 5.0IP 4ER(5R) 7H 1BB 3K 2.45
Mattheus(w4-1) 1.2IP 0ER 1H 1K 2.93
Espinosa 2/5 HR(10) R 3RBI 2K .241 2E
LaRoche 2/4 2HR(22,23) 3R 2RBI .275
Harper 1/5 HR(10) 2R RBI .257
Zimmerman 2/4 RBI BB K .279
Werth 2/3 R BB .292
Suzuki 0/3 ナショナルズデビュー

こんなにエラーが目立った試合もなかなかありません。7回までに3つのエラーを犯し、全て失点につながってしまったナショナルズ。打っても打ってもエラーでリードを許すフラストレーションのたまる展開で、7回終了時点で4-6とリードされていました。が、最後は、相手エラーをきっかけに見事な逆転勝利を飾りました。

最初は2回表。1死1,2塁からのGorkys Hernandezの打球は併殺コースの二ゴロ。二塁手のSteve Lombardozziが二塁にトスしたところまでは完璧でしたが、遊撃手のDanny Espinosaが一塁に大暴投。イニング終了のはずが1点を失いさらに2死2塁。ここでJohn Buckのライトへの打球をBryce Harperがやや目測を誤り二塁打にしてしまいもう1点。

2回裏のAdam LaRocheの22号ソロ、3回裏のRyan Zimmerman、Michael Morseの連続タイムリーもあって、3-3の同点としましたが、5回表1死2塁の場でまたもEspinosaがタイムリーエラー。二遊間へ飛んだ打球を回り込んで取ったまでは良かったのに、一塁へ暴投してしまいました。こんなところでIan Desmondの不在を思い知るとは・・・。

先発したJordan Zimmermannは5失点で5回降板。開幕から続いてきた連続6イニング以上登板は21でストップ。とはいえ内容は悪くなかったと思います。いや、どんどんストライクを取っていくアプローチは変わらず、切れ、制球とも、むしろ良かったと思います。あのEspinosaの2つのエラーがなければ・・・・と思わずにはいられませんでした。

それでも6回裏にLaRocheがこの日2本目の23号ソロを今度はセンターへ打ち込み1点差に迫りましたが、直後の7回表に3つ目のエラー。この回からマウンドに上がったMichael Gonzalezが先頭のJose Reyesを歩かせたことから1死2塁とされると、Greg Dobbsの二ゴロは何でもない打球でした(ように見えました)が、Lombardozziがさばききれずエラー。結局1,3塁からスクイズを決められ突き放される展開。

このまま嫌な感じで負けるのかな・・・戦犯はEspinosaかな・・・という気配が漂ってきた8回裏も、Mike Dunnに対して、先頭のMorseは二ゴロで1死。続くLaRocheの打球も一ゴロで簡単に2死になるかと思われましたが、一塁ベースカバーに入ったDunnが送球をグラブに当てて落球するエラー。

ここから、ナショナルズの猛攻が始まりました。

Jason Werthが歩いた後、この試合がナショナルズ・デビューとなったKurt Suzukiは三振に倒れて2死となりましたが、Lombardozziがセンター前に弾き返すタイムリーで1点差。さらに代打のTyler Mooreが追い込まれながらもライト前になんとか運ぶ同点タイムリー。2人ともルーキーなのに、素晴らしい活躍。特にMooreはWerthの復帰後、すっかり出場機会は減ってしまいましたが、たいしたものです。ちなみに、6回裏2死2塁の場面でMark DeRosaが起用されたときに「なんでMooreじゃないんだ」と思いましたが、この8回の場面のために取っておいたJohnson監督の采配もアッパレでした。

そして、6-6同点、2死1,3塁の場面で打席に入ったのがEspinosa。カウント2-2から、やや内寄りのスライダーを前のポイントで叩いた打球は、レフトスタンドの中断まで飛ぶ特大の3ラン(動画)となりました。ここまでのミスを全て帳消し。はっきり言って第興奮。球場ではカーテンコールまで起きました。

さらに続くBryce Harperが、今度はライトスタンドのあわや3階席に届こうかという大飛球(動画)。この回、計6点。一挙に試合をひっくり返しました。Dunnの6失点は全て記録上は非自責点(Dunn自身のエラーなので「自」分の「責」任ですが)。エラーって恐ろしい・・・。

いい感じでの逆転勝利。元ナショナルズのJustin Maxwellの2本塁打の活躍により、アストロズが2位ブレーブスに勝ってくれた(BOX)おかげで、ゲーム差は3に広がりました。

(MVPは迷いました。確かにあの3ランが試合を決めたのは確かですが、2エラーで実質3失点の責めを負うべきEspinosaでいいのかと。で、2本塁打、そして逆転のきっかけとなったエラーで出塁のLaRocheとしました)

MVP: Adam LaRoche

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