2012/09/21

9/20 ポストシーズン進出決定!!!! 【M8】

W4-1 Dodgers (Season 91-58)
Detwiler(W10-6) 6.0IP 1ER 3H 1BB 5K 3.10
Storen(S3) 1.0IP 0ER 3K 2.59
Zimmerman 1/4 double R RBI .284
Espinosa 1/3 triple R RBI .253
Desmond 2/3 R BB K .296 SB
Werth 2/3 BB .300 2SB

プレーオフ進出マジック1で迎えたこの試合。先発のRoss Detwilerが3回までわずか32球でパーフェクトに抑える素晴らしい立ち上がり。沈む速球主体で時折スライダーを混ぜるいつもの投球でしたが、球威、コントロール、切れ、どれをとっても素晴らしく、全く打たれる気配がありませんでした。

打線は、1,2回と先頭打者がヒットを打ちながら得点につなげられないもどかしい展開でしたが、3回裏、この回も先頭のJason Werthが2本目のシングルで出塁すると、Ryan Zimmermanが左中間を破る二塁打で先制。さらに、2死3塁からワイルドピッチの間に生還してもう1点。

直後の4回表、先頭打者のMark Ellisにど真ん中に入ったボールをレフトのブルペンに運ばれて1点を返されましたが、そこからまた6者を凡打に討ち取る快投(うち1人はエラーで出塁したものの、次の打者を1-6-3の併殺)。結局6回を投げて許した走者は4人。2度目の挑戦で、見事2桁勝利に到達しました。チームで4人目、明日、Edwin Jacksonが5人目に挑戦します。

4回裏にDanny Espinosaの三塁打とKurt Suzukiの犠飛で2点を追加し、4-1で試合は7回へ。Detwilerはまだ82球だったので、もう1イニング行かせてもいいのになと思いましたが、Johnson監督の判断は交代。出てきたChristian Garciaが全く危なげなく2三振を含む三者凡退。メジャーデビューから1か月経ってないのにたいしたものです。さらに8回表はRyan Mattheusがやはり簡単に無失点。

そして、この大事な試合の最後にマウンドに立ったのは、Drew Storenでした。Tyler Clippardが前日のダブルヘッダーの2試合ともに投げたという影響もあったと思いますが、いい場面で起用されれば光るのがStoren。堂々たるマウンドさばきで、3番Matt Kemp、4番Adrina Gonzalez、5番Hanley Ramirezを三者連続三振!

花火が打ちあがり、ファンは歓喜。選手たちは、ワイルドカード獲得は1つの通過点でしかなく大喜びするようなものではないとずっと言ってきたこ監督の言葉通り、マウンド辺りに集まっての押し合いへし合いといった大騒ぎをしたりはしませんでしたが、それでもいつもよりも笑顔が多かったように思いました。もちろんテレビの前のこっちは笑顔です(笑)。


「What's the big deal? 」試合後のDavey Johnson監督の会見の第一声はこれでした。日本語に訳せば「何を騒いでいるんだ?」という感じかな。フランチャイズとしては32年ぶり、ワシントンに本拠を置くチームとしては78年ぶり、そしてワシントン・ナショナルズとしては史上初のプレーオフ進出を決めた直後のコメントとしてはそっけないですが、逆に、これまでの発言を知っている記者たちを爆笑させるに十分な破壊力のあるジョークでした。私も笑わせてもらいました。記者が笑った後は監督も笑い、そのまま和やかな雰囲気で会見は進みました。

Johnson監督自身、メッツ、レッズ、オリオールズに続く4チーム目での監督としてのポストシーズン進出。これは、Billy Martinと並び史上2人目だそうです。シーズン開幕前に、「ポストシーズンに進出できなければクビにしてもらって構わない」と発言していたときには、開幕前の楽観主義に過ぎないと思われていましたが、しっかり実現しました。さすが。
Photo by Rob Carr/Getty Images
さあ、次は地区優勝を達成し、本格的にグラウンド上で喜ぶ選手たちを見たいです。今日は2位のブレーブスは移動日だったため、ゲーム差は5.5、地区優勝マジックは1つ減って8となっています。

MVP: Davey Johnson

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