2013/12/30

2013 シーズンレビュー6(完): シーズン予想の答え合わせ

最後は、恒例、開幕前のシーズン予想の答え合わせです。期待ハズレに終わったチームを反映し、正解はゼロ、△も2つだけという結果となってしまいました。

青地が開幕前の予想)

1. ロケットスタート!
開幕3連勝を皮切りに、4月の27試合を20勝7敗とロケットスタートを決める。月間投手MVPに月間5勝無敗のStephen Strasburg。
△マーリンズ相手の開幕3連勝は大正解でした。が、当ったのはここまで。最後に3連敗し、13勝14敗と1つ負け越しで4月は終わりました。Strasburgは開幕戦こそ勝ちましたが、その後4連敗。

2. 最初の故障離脱はHenry Rodriguez
なんとか開幕ロースターに滑り込んだH-Rodですが、開幕しても不安定ぶりは変わらず。負けている場面での登板でも暴発を繰り返し、4月下旬にヒジの故障を理由にDL入り。代わって、J. C. Romeroが昇格。
×最初のDL入りは4月13日の試合で走塁中に足を痛めたRamosでした。H-Rodの乱調ぶりは予想通りでしたが、6月頭になってようやくDFA。カブスに引き取ってもらいました。

3. Jordan Zimmermannがノーヒッターを記録
5月18日のアウェイでのパドレス戦。6奪三振、与四球1の準完全試合。なお、Stephen Strasburgは1安打完封を1度達成するも、ノーヒッターはならず。
×今季も球団初のノーヒッターはならず。ZimmermannとGioが各一度、1安打完封を記録。来年こそは期待しています。

4. オールスターにHarper、Desmond、LaRoche、Strasburg、Detwiler
ファン投票での選出はHarperのみ。監督推薦で、LaRoche、Desmondが選出され、投手としてStrasburgとDetwiler。Strasburgは栄えある先発を務める。Detwilerはオールスター前だけで11勝して選出。
△Harperがファン投票で選出、しかもチームから1人だけというところは正解。しかし、野手はHarperだけ。投手も期待した2人ではなく、Zimmermannでした。先発出場したHarperは2打席凡退。Zimmermannは登板せず。

5.  トレード期限にAndrew Millerを補強
トレード期限にはブルペン、特に左投手の補強を探り、レッドソックスからAndrew Millerを獲得。
×ブルペン左腕ではなく、深刻な打撃不振にあったベンチへのてこ入れのため、7月上旬にカブスからScott Hairstonを獲得。7月末には特に動きませんでした。

6. Anthony Rendonが9月に昇格
Harrisburg (AA)での開幕直後はやや不調も、5月に入って調子を上げ週間MVPを獲得。6月末にシーズン打率を4割近くまで上げたところでSyracuse(AAA)に昇格。その後、AAAの投手を圧倒し、8月末の時点での成績は.324/.383/.501。堂々のセプテンバー・コールアップ。ただしメジャーでの出場機会はほとんど与えられず。
×これも大ハズレでしたが、チーム新人王の記事で書いたように嬉しいハズレ。初昇格・メジャーデビューは4月21日でした。

7. チーム・セーブ王はStoren
高額契約で獲得したRafael Sorianoでしたが、足の故障で休みがちに。5月~6月にかけて短期間DL入りした後、シーズン後半にも1か月ほどDL入り。ただし、シーズン最終盤からポストシーズンでは活躍。Soriano不在の間のクローザーはむろんStoren。最終的にはStoren 29セーブ、Soriano 27 セーブ。
×時おり不安定さも露呈しながらもSorianoがクローザーの地位を確保し、43セーブを記録。Storenは前半戦不調でマイナー落ちも経験。3セーブは記録しましたが・・・。

8. Strasburgがサイ・ヤング受賞
チーム投手MVPはStrasburg。シーズン通じてローテーションを守り、34先発、22勝、254奪三振、防御率2.52と期待に違わぬ好成績。満票とは言わないまでも圧倒的な得票でサイ・ヤング賞を受賞。
×期待が大き過ぎました。サイ・ヤング賞での得票ならず。

9. HarperがリーグMVP受賞
チーム野手MVPはHarper。開幕から打ちまくり、オールスター前後にやや調子を落とすものの、最後までエネルギッシュなプレーでスーパースターへと成長。打率.299、33本塁打、134打点、40盗塁。レッズのJoey Vottoとの接戦を制し、リーグMVPを受賞。
×4月の調子が続けばこのくらいの水準まで行ったはずですが、故障を抱えたままシーズンを送り、期待したような数字は残せませんでした。MVP投票は得票すらならず。

10. ワールドシリーズ制覇!
開幕直後のロケットスタート。7月のオールスター前の4連敗が唯一の大きな連敗。一度も振り返ることなく地区優勝。勝利数は101で、堂々の30球団1位。ディビジョン・シリーズでブレーブスを破り、リーグ・チャンピオンシップでレッズを破って球団初のリーグ優勝。そして、ワールドシリーズでは4勝3敗でレイズを退け、Johnson監督の花道を飾る。
×特に言うことはありません。

番外. アストロズは96敗で30球団中28位
2年連続100敗していたのに完全な再建モードにあってオフにたいした補強もせず、しかも比較的弱いとされたナ・リーグ中地区からア・リーグ西地区に移り強豪との対戦が増えることから、3年連続の100敗どころか1962年の創設1年目のメッツが記録したシーズン120敗さえ更新するかも、とささやかれています。が、リーグ移動を機に球団ロゴ等を一新した今シーズン、チーム一丸となっての最後まで全力で戦い、100敗を逃れるに違いありません。100敗を喫するのは、ツインズとマーリンズ。(2年連続100敗と聞いてついこの前までのナショナルズを思い出し、しかも新監督は昨季までナショナルズの三塁コーチを務めたBo Porter、センターにJustin Maxwell、ライトにRick Ankiel、先発4番手にBrad Peacockとあっては応援せざるを得ません。このチームがどう再建していくのかも今後数年の楽しみの1つでもあります。) 
×51勝111敗。開幕戦こそ勝ちましたが2戦目から6連敗。その後も借金を積み重ね、最後は9月14日から15連敗でシーズン終了。Maxwell、Ankiel、Peacockの3人もほとんど貢献できませんでした。

0 件のコメント: