2015/11/07

FA選手まとめ(Zimmermann, Desmond, Span 退団)

契約の満了又は球団による来季契約オプション破棄のため以下の選手がFAとなりました。再契約の可能性がないわけではありませんが、ひとまず退団。

Jordan Zimmermann, RHP
Ian Desmond, SS
Denard Span, OF 
Doug Fister, RHP
Matt Thornton, LHP
Dan Uggla, IF
Casey Janssen, RHP (700万ドルのオプション破棄)
Nate McLouth, OF (650万ドルのオプション破棄)

Jordan ZimmermannIan DesmondDenard Spanの3人は主力としてここ数年のナショナルズを支えてくれた功労者。それぞれピッチャー、ショート、センターのポジションで球団ワシントン移転後の先発出場最多を記録しての退団となりました。特に、ZimmermannとDesmondの2人は私がブログを始めた2008年当時はマイナーのプロスペクトで、いずれも2009年シーズンにメジャーデビュー(懐かしい生地のリンクを張っておきます。Zimmermannのデビュー戦Desmondのデビュー戦)。これまでずっとフォローしてきた選手だけに、寂しさが募ります。Spanも2005年以来長らく固定できなかった「リードオフ」「センター」の役目をしっかり果たし、チームの核となってくれました。今季は故障に悩みましたが、2012年オフの入団時に心配された脳震盪の影響は全くなく過ごせただけでも良かったと思います。

なお、球団が来季ドラフトでの補償指名権の根拠となるQualifying Offerを提示したのは、ZimmermannとDesmondの2人のみ。Spanはわざわざ代理人をScott Borasに変えたこと等からQOを出しても受けることはなかったと思うんですけどねぇ。。。ま、選手の市場価値という意味では上がったので、いい条件でSpanが新天地を見つけてくれることを願いましょう。

ある意味で最も残念だったのがDoug Fister。トレードでやってきた1年目の2014年シーズンに大活躍したので、今でもあのトレードは成功と言っていいと思いますが、今季はあまりの不振で終盤はブルペン投手に降格。QOの対象にもならず、何とも残念な形での退団となりました。

Matt Thorntonは意外な掘り出し物でした。2014年シーズン途中にヤンキースからDFAされたところを獲得し、昨季の残りは18試合を無失点、今季も60試合に投げて防御率2.18というナイスピッチング。39歳の大ベテランですが、特に左腕として左打者相手にはいい仕事をしてくれました。このリストの中では唯一再契約が現実的に話題になっている選手です。

Dan Ugglaは春先ちょっと打ちましたが、終わってみれば打率は2割にも満たずとひどいものでした。セットアッパー、あるいはクローザーもと期待されたCasey Janssennでしたが、全くダメでした。来季の契約オプションももちろん破棄。昨オフの重要なFA契約の1つでしたが、見事な失敗。さらにひどい失敗FA契約となったのが、Nate McLouth。2年契約プラスオプションでしたが、1年目は不振から左肩手術、そして今季はその左肩の影響で全休。これだけ派手に失敗したFA契約もなかなかないというくらいの大失敗でした。

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