ウィンター・ミーティング最終日。FA、トレードともナショナルズ関連の動きはありませんでした。
恒例のルール5ドラフト。数年前には全体1位を持っていたので「誰を取るか」という関心で見ていましたが、今年は全体30位ですから「誰が取られるか」と心配していました。
結果は予想通りナショナルズは1人も指名せず。逆に4人を失いました。
【MLB フェーズ】
Daniel Rosenbaum, LHP →COL(全体3位)
Jeff Kobernus, 2B →DET(全体7位でBOSが指名し、即座にトレード)
オフの補強状況次第ではあるものの、2人ともAAAでの開幕が予想され、メジャーの選手に故障が重なれば(今季の捕手のような状況)2013年中のメジャーデビューもあるところまで来ていましたので、シーズンを戦うデプスとしてはちょっと痛い。MLBフェーズで選ばれた選手はシーズンを通じてメジャー25人ロースターに入っていられなければ原則として返却されるので、帰ってくる可能性に期待しています(現に昨年の2人は2人とも帰ってきた)。といってもRosenbaumは再建中のロッキーズなので無理してでも残すかもしれませんね。えっ? ロッキーズ!? ロッキーズなんだ・・・。フライボール系投手のRosenbaumにはかなり厳しい試練が待っていそうです。Kobernusはア・リーグ優勝チームのタイガースなので残るのは至難の業でしょう。もし残れたらそれはそれで立派。それにしても、投手プロスペクトは本当にいなくなってしまいました。
【AAA フェーズ】
Jack McGeary, LHP→ BOS
Hector Nelo, RHP→LAD
AAAフェーズの選手の処遇には特に制限はなく、マイナーに配属されることが想定されます。そして返却される可能性はありません。McGearyは私がブログを始めた2008年当時のトッププロスペクトでした。TJ手術があったりしましたが、6シーズンを終えてPotomac(A+)にさえ昇格したことがないと全くの期待はずれ。マサチューセッツ出身なので地元のレッドソックスから指名されて嬉しいんじゃないでしょうか。Neloは25歳の剛速球系ブルペン投手。今季はAAで防御率2点台と結果を残していたので、それなりに評価されているのかと思いましたが、プロテクトしてなかったんですね。
ちなみにAAAフェーズの1位でアストロズがMichael Burgessを指名していました。McGearyと同期の2007年ドラフト1順目で、Tom Gorzelannyとのトレードの中心選手としてカブスに行きましたが、伸び悩んでいた模様。
2 件のコメント:
BOSはWASから2人もピックしちゃいました。McGearyは昔ここのブログで名前を見る選手だったけど、最近聞かないからとっくにリリースされてるのかと思ってました(汗)。
一応91 mphくらいまで投げているみたいだし、カーブも不安定だけど、変化は良いとか。TJもあったし、若い時にベースボールに集中していなかったからか、制球は不安定すぎますが、地元っ子ということで、一応応援してみます。
それにしてもウチは全体4位までで2人も獲られるなんて...。Fieldsはホントにもったいない(怒)。
McGearyはほんとに期待はずれでした。TJからの復帰はかなり成功率が上がっているようですが、マウンドに立てないまま1年近くもリハビリするというのは、しっかり目標を持っていなければできることではなく、結局のところ精神力。McGearyはこの部分が欠けていたように思います。いや、まだ若いので分かりませんね。
全体4位までに2人は確かにきついですね。でも、うちも7位までに2人ですから似たようなもの。今日出たFangraphsのトッププロスペクトランキングで6位と8位に入っているのを見て、またがっかりしていました(泣)。特に投手は上層がかなり薄いので余裕かましている場合じゃないと思うのですが。
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