2014/12/28

ロースター異動まとめ (2014年12月)

12月のロースターの動きをフォローしておきます。

12/2 年俸調停対象選手に対する契約提示
12/11 Detwilerをレンジャーズにトレード放出
12/15 Harperと2年契約
12/18 パドレス、レイズとの三角トレード成立、Souzaを放出
その他、マイナー契約


●年俸調停対象の全10選手に契約提示
12月2日中が期限となっていた年俸調停対象選手への契約提示。既に1年契約に合意していたKevin Frandsenを除く次の10選手、全員に契約を提示しました。

Jordan Zimmermann, RHP (Strasburgとなぜか勘違いしていました)
Stephen Strasburg, RHP 
Tyler Clippard, RHP →トレード
Ross Detwiler, LHP →トレード
Doug Fister, RHP
Jerry Blevins, LHP
Drew Storen, RHP
Craig Stammen, RHP
Danny Espinosa, 2B
Wilson Ramos, C
Jose Lobaton, C

このうちRoss DetwilerDanny Espinosaについては、契約が提示されずに、いわゆるノンテンダーFAとなって退団することになるのではないかとの観測もありましたが、結果は「とりあえず残留」となりました。個人的には、Detwilerはノンテンダーされる(Espinosaはされない)と見ていたので少し驚いています。とはいえ、2人ともトレード候補であることに変わりはありません。あるいは、開幕直前にカットされる(その場合、年俸の1/6のみが支払われる)可能性もあります。特にDetwilerは、未だに先発投手へのこだわり・プライドを持っていることを隠さず、「I don’t feel they have confidence so I don’t feel like I’m going to be in any significant role whatsoever.」とまでコメントしていることからすると、ナショナルズの一員として開幕を迎えるとはとても思えません。先発として使ってみようというチームが現れてトレードが成立することがベストですが、難しいのかなあ。

●Detwilerをトレード放出
ウィンター・ミーティングでは全く動きはないままでしたが(ルール5ドラフトで指名することも、指名されることもなかった)、最終日(12月11日)の夜になって、Detwilerをトレード放出し、見返りにChris Bostick内野手とAbel De Los Santos投手の2人のマイナーリーガーを獲得することが発表されました。

チームにとっても、Detwilerにとっても素晴らしいトレードだと思います。(詳細は別記事を参照。)

●Harperと2年契約
Bryce Harperと2年750万ドルの契約に合意しました。(詳細は別記事を参照。)

●パドレス、レイズと三角トレードが成立
ナショナルズ、パドレス、レイズの間で、総勢11人が動く大型三角トレードが成立しました。ナショナルズとしては、Steven Souza外野手とTravis Ott投手を放出し、Trea Turner遊撃手とJoe Ross投手を獲得しました。(詳細は別記事を参照

●マイナー契約
以下の選手とスプリングトレーニングへの招待付きのマイナー契約。
Heath Bell, RHP 元パドレスのクローザーですが、過去3年はぼろぼろの成績。37歳。
Ian Stewart, INF 30歳のコーナーINF。かつてのロッキーズのトッププロスペクト。
Dan Uggla, 2B お笑い枠。あまりに打てず今季途中にブレーブスから解雇された(ちなみに、来季もブレーブスから1320万ドルの年俸を受け取ります!)後、ジャイアンツに拾われて4試合に出場したためワールドチャンピオンリングを受け取る予定(12打数ノーヒット1四球6三振で再び解雇されましたが(爆)。
Mitch Lively, RHP 今季途中からSyracuse(AAA)で投げていた29歳の右腕。メジャー経験なし。
Scott McGregor, RHP 年齢だけ28歳であとは同上。
Clint Robinson, 1B メジャー通算14打席でまもなく30歳になる左打ちの一塁手。今季はAAAでよく打った。

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