雨に祟られ、28日の試合が中止、29日の試合も4回途中ノーゲーム。3月後半以降、実に4試合が中止。調整が仕上げに入った大事なこのタイミングに勘弁してほしいところですが、天気には勝てません。まあ、試合がなければ故障者はでない、と前向きにとらえておきましょう。
そんなこんなで、30日のメッツ戦をもってフロリダでのスプリングトレーニングは打ち上げとなりました。グレープフルーツリーグの戦績は、18勝4敗3分。勝率.818。見事な勝ちっぷりでした。しょせんはオープン戦の成績であり一喜一憂しても仕方ないのは確かですが、レギュラーシーズンに向けて、いい仕上がりであったことは間違いありません。特に、1試合平均6.8得点を記録した打線が好印象を残しました。
この春を振り返ると、最大の収穫は、主力と期待される選手に大きなけが人がでなかったこと。こんなに健康なチームは私がブログを始めてからの9年間で一度もなかった奇跡です。開幕後もずっと故障者が出ないままなんて思っていませんが、ともかく、これだけでも素晴らしいスプリングトレーニングとなりました。
この後、ナショナルズパークに移動して、1日、2日にツインズと2試合のオープン戦をこなした後、中一日空けて、4日、アトランタでのブレーブス戦で開幕となります。
残るロースター争いは、ブルペンとベンチ。最終判断は2日の試合後になるようです。
● ブルペンはあと1枠?2枠?
マイナー契約招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、30日がオプト・アウトの期限だったMatt Belisleをメジャー契約に切り替え、40人ロースターに入れました。開幕ブルペン入りは確定です。この春は、6試合6回1/3に登板し、防御率3.68という成績ですが、失点したのは1試合のみでWHIPは0.95。健康なら十分通用することを証明し、スポットを勝ち取りました。
残るは通常なら1枠。開幕から10日間ほどは先発5番手が不要であることからブルペン8人体制を取るという判断なら、2枠。
これを、Blake Treine、Trevor Gott、それにマイナー契約のSean Burnettの3人が争う構図。TreinenとGottの2人にオプションが残されていることに鑑みると、ここまで9試合未だ無失点で復活に向けて頑張っているBurnettを残してほしいですね。もう1人残せるなら、こちらも未だ無失点のTreinenでしょうか。Gottもフロリダでの最終戦で2イニングを投げて無失点と結果を残していますが、果たして。
● ベンチ争いはさらに熾烈
前回の記事以降、Scott Sizemore、Tony Campanaがマイナー行となったため、最後の1席を次の4人が争う形となっています。
Matt den Dekker, L .308/.378/.462 2SB
Chris Heisey, R .238/.333/.452 2HR
Brendan Ryan, R . 379/.400/.517
Reed Johnson, R .323/.421/.355
den Dekkerは左打者でオプションを残しているので、十分に結果は残しているのでかわいそうですが、おそらくマイナースタートでしょう。残る3人の中で誰を残すかは難しい判断。本命は代打で実績がある右のパワーバットという今のベンチに欠けている要素を補えるHeiseyですが春の数字は一番悪い。この春絶好調のRyanの可能性も十分なるでしょう。39歳の大ベテランのJohnsonは、少し苦しい立場かと思われましたが、30日のフロリダでの最終戦で2打数2安打し、踏みとどまっています。
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