Tyler Mooreに対して、40人ロースターから外し、マイナーに行くことが命じられました。事実上の戦力外通告です。
40人ロースターに入っていて、オプション切れ。ベンチ入り当確の選手を見ると、右のパワーバットが足りていない。最後の控え野手としてMooreが最有力候補と目されて迎えたスプリングトレーニングでしたが、18試合に出場しての結果は、打率.129。「無死、1死で走者を三塁に置いた場面での三振が多過ぎる」とBaker監督が指摘した翌日、1死2,3塁で回ってきて三振してみたりと散々な結果で、自ら今回の事態を招いてしまいました。
今回40人ロースターから外すに当たってウェイバーにかけられましたが、獲得に名乗りを上げる球団は1つもなかったのが現実。ウェイバーを通過したため、支配下選手に置いたままAAAに行かせることができてしまいました。
2010年(A+)、2011年(AA)にそれぞれ31本塁打を放ち、長距離砲として評価を上げ、2012年にメジャーデビュー。その年はポストシーズンを含めて活躍しましたが、その後は代打中心の起用になじむことができず、代打としての通算成績は107打数で打率.121という無残なもの。ここ数年、主力に故障が出た際にそこそこの出場機会を与えられてきましたが、結果を残せずマイナー行き、ということを繰り返してきました。今回のBaker監督の「できる限りのチャンスは与えてみたのだが」とういコメントが全てを物語っています。
29歳という年齢も考えるとキャリアを再構築するのはかなり苦しいと思われますが、結果が全ての野球界。AAAでしっかり結果を残し、(ナショナルズではないかもしれませんが)メジャー復帰を目指してください。
[3月28日 追記]
3月27日にブレーブスにトレードされることが発表されました。Nate Freiman一塁手との1対1のトレード。ともに29歳の右の長距離砲というかなり似通った2人で、違いはFreimanの背が圧倒的に高いことくらいです(Freimanは6フィート8インチ=2メートル!)。2013年にアスレティックスでデビューして80試合に出場しましたが、2014年は36試合、昨季はずっとAAAでプレーしていました。この春は招待選手としてブレーブスのキャンプに参加していましたが、30打席に立って.120/.267/.240という結果で早々にカットされています。
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