W | L | GS | CG | IP | SO | ERA | WHIP | HR/9 | K/9 | K/BB | |
Max Scherzer | 20 | 7 | 34 | 1 | 228.1 | 284 | 2.96 | 0.97 | 1.2 | 11.2 | 5.07 |
Tanner Roark | 16 | 10 | 33 | 0 | 210.0 | 172 | 2.83 | 1.17 | 0.7 | 7.4 | 2.36 |
Gio Gonzalez | 11 | 11 | 32 | 0 | 177.1 | 171 | 4.57 | 1.34 | 1.0 | 8.7 | 2.90 |
Stephen Strasburg | 15 | 4 | 24 | 0 | 147.2 | 183 | 3.60 | 1.10 | 0.9 | 11.2 | 4.16 |
Joe Ross | 7 | 5 | 19 | 0 | 105.0 | 93 | 3.43 | 1.31 | 0.8 | 8.0 | 3.21 |
A.J. Cole | 1 | 2 | 8 | 0 | 38.1 | 39 | 5.17 | 1.33 | 1.6 | 9.2 | 2.79 |
Reynaldo Lopez | 5 | 3 | 6 | 0 | 44.0 | 42 | 4.91 | 1.57 | 0.8 | 8.6 | 1.91 |
Lucas Giolito | 0 | 1 | 4 | 0 | 21.1 | 11 | 6.75 | 1.78 | 3.0 | 4.6 | 0.92 |
チーム投手MVPはナ・リーグのサイ・ヤング賞投手、Max Scherzer。当然ですね。先発数、投球イニング、勝ち星、奪三振WHIP(つまり防御率を除くほぼすべてのスタッツ)でチーム先発陣トップですから。玉に瑕と言えば、被本塁打が少し多いくらいでしょうか。大型FA契約で入団して2年目で、しっかり結果を残しました。
そのScherzerを防御率で上回ったのがTanner Roark。2.83はナ・リーグ6位。2015年にはチームの都合に振り回されましたが、今季は、まず4月23日に1試合15奪三振というキレッキレの登板を見せると、その後も安定したシーズンを送り、ポストシーズンに至るまでローテーションを守り切りました。2014年に見せた先発適性は本物であったことを十二分に示し、来季も先発の柱として期待されます。
「山あり谷あり」という印象が残ったStephen Strasburg。FA前最終年として迎えた今季。開幕から好調だったこともあってこのままFA市場で出ることが濃厚と思われた矢先の5月、突如7年の契約延長に合意してくれました。その後も好調は続き、背中の痛みで6月のDL入り(その影響でオールスターも欠場)したものの復帰後も白星を重ね、7月15日を終えた時点でなんと13勝0敗。7月のリーグ月間MVPも受賞し、このままサイ・ヤング賞への道を突き進むかと思われました。が、8月に入って3連敗、その上、肘痛のため再びDL入り。マイナーでの調整登板だけで復帰してきましたが、9月7日の復帰戦、3回表のイニング途中で右腕を抑えながら途中降板し、そのままシーズン終了となりました。ひとまず2度目のTJ手術という事態には至らず、リハビリを続けていますが、来春、どういう状態でキャンプインしてくるか、心配でなりません。
もう1人、けがに泣かされたのがJoe Ross。昨季彗星のように現れ、そのまま今季もローテーション投手として開幕。4月に3連勝で地位を固めると、その後もローテーションで投げ続けましたが、7月に肩を痛めてDL入り。肩だけに心配しましたが、休養とマイナーでのリハビリ登板を続けて9月下旬に復帰。ポストシーズンでも投げましたが、まだ本調子ではなかった。こちらもキャンプでの状態が注目されます。
はっきり残念なシーズンだったのがGio Gonzalez。パパになって初めてのシーズンではりきっていたのか、開幕から5月半ばまでは好投していました。が、5月23日に3被弾で7失点と打ちこまれると、以降シーズン終了までの防御率は5.58という惨憺たるもの。NLDSでも第3戦で先発しましたが、5回裏を投げ切れずに終わりました。オプションが行使され来季もローテーションで投げることはほぼ確実ですが、奮起してもらいたいですね。
Strasburg、Rossが故障離脱したことにより回ってきた先発機会。最初に試されたのは、トッププロスペクトのLucas Giolito、そしてReynaldo Lopezでしたが、2人とも必ずしも期待に応えることはできず。結果的に9月はA.J. Coleが穴を埋めることになりました。3人については、それぞれProspect Profileの記事をご参照ください。(Gioilto、Lopez、Cole)
【ブルペン】
SV | HD | G | GF | IP | SO | ERA | WHIP | HR/9 | K/9 | K/BB | |
Blake Treinen | 1 | 22 | 73 | 17 | 67.0 | 63 | 2.28 | 1.224 | 0.7 | 8.5 | 2.03 |
Shawn Kelley | 7 | 13 | 67 | 26 | 58.0 | 80 | 2.64 | 0.897 | 1.4 | 12.4 | 7.27 |
Oliver Perez* | 0 | 15 | 64 | 7 | 40.0 | 46 | 4.95 | 1.450 | 0.9 | 10.4 | 2.30 |
Felipe Rivero* | 1 | 16 | 47 | 8 | 49.2 | 53 | 4.53 | 1.168 | 0.7 | 9.6 | 3.53 |
Matt Belisle | 0 | 4 | 40 | 6 | 46.0 | 32 | 1.76 | 1.087 | 0.4 | 6.3 | 4.57 |
Jonathan Papelbon | 19 | 1 | 37 | 30 | 35.0 | 31 | 4.37 | 1.457 | 0.8 | 8.0 | 2.21 |
Sammy Solis* | 0 | 9 | 37 | 10 | 41.0 | 47 | 2.41 | 1.268 | 0.2 | 10.3 | 2.24 |
Yusmeiro Petit | 1 | 1 | 36 | 16 | 62.0 | 49 | 4.50 | 1.323 | 1.7 | 7.1 | 3.27 |
Mark Melancon | 17 | 0 | 30 | 28 | 29.2 | 27 | 1.82 | 0.809 | 0.3 | 8.2 | 9.00 |
(*は左投手)
7月末のトレードでMark Melanconを迎え、ようやくJonathan Papelbonを首にしました。遅い。ともかく、以降NLDSに至るまで、Melanconが実にいい仕事をしてくれましたが、そのMelanconがFAで退団(ジャイアンツに入団)してしまったため、ナショナルズの来季のクローザーは白紙状態です。
中継ぎ陣は皆それぞれによく頑張ってくれたと思います。前半戦だけならホールド数トップだったFelipe Rivero。将来のクローザー候補の左腕でしたがMelanconとのトレードでパイレーツに放出。73試合登板とシーズン通じて頑張ってくれたBlake Treinenがホールド数ではトップと大車輪の活躍。シーズン終盤はこのTreinenとShawn Kelleyがメインセットアッパーを務めました。
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