2017/03/31

All Time Nats 2017 年3月 ①Starters

4月1日となり、開幕までいよいよカウントダウン。開幕直前のいつものAll Time Natsシリーズをお送りします。

まずは各ポジションでの先発出場試合数から。

目立つのは、(おそらく今季だけかと思いますが)Jayson Werthがレフトとライトの両方でトップに立っていること。今年が7年契約の最終年となりますが、球団史に残る大型FA契約の名に恥じない大きな足跡を残してくれまいした。なお、Michael MorseとRoger Bernadinaの2人の名前が完全に消滅。やや寂しいですね。

以下、ポジションごとのトップ5(プラス主な現役選手)と昨年からの変化、コメントです。

PITCHER
1. Jordan Zimmermann 178
2. Stephen Strasburg 156
3. Gio Gonzalez 154
4. John Lannan 134
5. Livan Hernandez 129
6. Tanner Roark 81
8. Max Scherzer 67 

トップは依然Jordan Zimmermann。昨季は度重なる故障で24先発に終わったもののStephen Strasburgが2位に上がりました。今季は健康に投げてZimmermannを抜いてくれること期待しましょう。また、そのStrasburgのすぐ後ろにはいろいろ言われながらもしっかりローテーションを守ったGio Gonzalezが前年の5位から順位を上げて続き、2012年~2015年を支えた第一期3本柱が遂にトップ3を独占です。

先発投手としての地位を確立したTanner Roarkが6位に浮上。今季中は無理でも、最終的にトップ5入りしてくる可能性が高まってきました。

CATCHER
1. Wilson Ramos 553
2. Brian Schneider 336
3. Jesus Flores 239
4. Wil Nieves 154
5. Ivan Rodriguez 136
6. Jose Lobaton 128
16. Pedro Severino 9

最終年となった2016年も122試合で先発マスクをかぶったWilson Ramosが歴代1位の計553試合で退団。再三の故障に悩まされながらでしたが、2010年途中から7シーズンにわたって貢献してくれました。球団史上最高の捕手と言って誰も文句はないでしょう。Ramosを上回るのはSeverinoか、それとも次の世代まで待たなければならないのでしょうか。

Jose Lobatonは控え捕手として着実に出場試合数を伸ばしています。今季中にはIvan Rodriguezをとらえてトップ5入りする見込み。今季の正捕手となるMatt Wietersですが、さすがに1年でのトップ5入りは難しいでしょう。

FIRST BASEMAN
1. Adam LaRoche 469
2. Nick Johnson 395
3. Adam Dunn 217
4. Ryan Zimmerman 201
5. Dmitri Young 153
15. Daniel Murphy 17

108試合に先発したRyan Zimmermanが4位に浮上。今季はDunnをとらえて3位に浮上する見込み。このペース(年間100試合)でも契約満了前にAdam LaRocheをとらえる計算ですが、もう少し早く捉えて、記録を伸ばしてもらいたいところです。

SECOND BASEMAN
1. Danny Espinosa 491
2. Jose Vidro 184
3. Ronnie Belliard 176 
4. Anthony Rendon 165
5. Daniel Murphy 115 
15. Trea Turner 31
24. Wilmer Difo 8

2016年に新加入のDaniel Murphyが5位にランクインし、Felipe Lopezを押し出しました。故障さえなければ、今シーズン中に2位まで浮上する見込み。なお、2位のJose Vidroはエキスポス時代も合わせると1014試合にセカンドとして先発した偉大な選手です。

THIRD BASEMAN
1. Ryan Zimmerman 1128
2. Anthony Rendon 305
3. Vinny Castilla 135
4. Yunel Escobar 134
5. Jerry Hairston 40 
21. Wilmer Difo 3

Anthony Rendonが150試合で先発。ようやくフルシーズン三塁手として活躍してくれました。今季もRendonが数字を積み重ねるだけのはず。

SHORT STOP 
1. Ian Desmond 889
2. Cristian Guzman 438
3. Danny Espinosa 202
4. Felipe Lopez 181
5. Royce Clayton 83
15. Wilmer Difo 3
19. Trea Turner 2

ようやくショートのレギュラーとして起用してもらえたDanny Espinosaが奮闘。シーズン途中に昇格してきたTrea Turnerにもポジションを譲らず、152試合で守り、順位を3位に上げました。

しかしそのEspinosaはトレードで放出され、今シーズンはTrea Turner時代の幕開けとなります。Ian Desmondの偉大な記録を破る日が来るかどうか、将来が楽しみですが、まずはしっかりと5位にランクインすることから。

LEFT FIELDER 
1. Jayson Werth 204
2. Josh Willingham 187
3. Bryce Harper 177
4. Alfonso Soriano 158
5. Ryan Church 124
15. Michael Taylor 33

131試合に先発したJayson Werthが、前年9位からあっさりとトップに立ちました。意外にも猫の目のようにくるくるレギュラーが変わってきたレフトでは、初の200試合越え。これにより、Michael Morseが圏外へ。

今季は契約最終年となるWerthがどこまで伸ばせるかが注目になります。300試合は越えてもらいたい。

CENTER FIELDER 
1. Denard Span 350
2. Nyjer Morgan 174
3. Michael Taylor 139
3. Lastings Milledge 139
5. Rick Ankiel 121 
7. Bryce Harper 111

前半戦を中心に36試合に先発したMichael Taylorが3位タイにランクイン。しかし、もっと伸ばせるチャンスを与えられながら、活かせなかったというのが実際のところ。Taylorのランクインにより、Roger Bernadinaが圏外へ。

今季は新加入のAdam Eatonがセンターを守ります。しっかりとレギュラーを張り、初年で確実にトップ5入りを実現してもらいたい。

RIGHT FIELDER 
1. Jayson Werth 475
2. Bryce Harper 345
3. Austin Kearns 333
4. Jose Guillen 199
5. Elijah Dukes 127 

142試合に先発出場したBryce HarperがAustin Kearnsを抜いて2位に浮上。今季はいよいよJayson Werthを抜きそうです。当然ながら、下位に動きはありません。

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