WBC準決勝の第2試合は、かなり強い雨が降るドジャーズスタジアムで行われ、1点を争う熱戦の末に、2-1で米国が日本を下し、4度目の大会で初の決勝進出を果たしました。
日本は菅野・千賀、米国は我らがTanner Roarkがしっかり試合を作り、両軍のブルペン投手陣もいいパフォーマンスでWBCにしては珍しい投手戦。そんな中、勝負を分けたのは日本の内野守備の乱れでした。4回の失点はセカンド菊池が正面のゴロを弾いて打者走者を2塁までに行かせてしまったことから。そして8回の決勝点は、1死2,3塁からの(きちんと処理すれば本塁タッチアウトだったであろう)ゴロをサード松田がお手玉してしまったことによるものでした。守備力はしっかり鍛え上げられている日本だけに、まさか、という感じでテレビの前で天を仰ぎましたが、雨の中という環境だったこともあり、責める気持ちにはなれません。
8回裏2死1, 2塁からの筒香の打球、打った瞬間に「やった」と声を上げてしまったのは私だけではなかったはず。惜しかった。サムライ・ジャパンはここで散ることになりましたが、日本で改めて野球が盛り上がったのは確か。あっぱれ。よく戦いました。
なお、ナショナルズから参加のTanner Roarkは4回を投げて2安打1四球1奪三振の無失点ピッチングでしっかりと貢献し、この試合のMVPにも選ばれました。開幕に向けた調整という意味ではもう1イニングくらい投げてほしかったとも思いましたが、まあ準決勝ですから万全の継投でいくのも理解できます。Danile Murphyは出番なし。また、前ナショナルズのクローザーだったMark Melanconが1点をリードした直後の8回裏の頭から登板。2死を取りながら、青木を歩かせて1,2塁として筒香を迎えたところで降板しました。
さて、決勝戦はプエルトリコと米国の対戦。こうなった以上は、いっそ米国を応援します。
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