2019/05/05

5/4 満身創痍でも何とか勝利

W10-8@PHI (Season 14-18)
Corbin 6.0IP 3ER 6H 3BB 6K
Sipp(W1-1) 0.2IP 0ER
Doolittle(SV5) 1.0IP 0ER 1H 1BB
Dozier 2/4 HR(5) R RBI
Kieboom 2/4 BB 2R
Suzuki 1/1 HR(4) R 3RBI
Robles 2/2 HR(6) 2R RBI

開幕時の先発オーダーで2番から5番を打っていた4人の野手が故障者リスト入りしていて既にパッチワーク状態のナショナルズ野手陣でしたが、さらに、2回の守備でダイビングキャッチを決めたファーストのMatt Adamsが左肩を痛め、3回の守備ではセンター前へのライナーにダイビングキャッチを試みたMichael Taylorが左腕を痛めてしまい、いずれも途中交代。試合後の検査で骨折などではないとのことでしたが、特にAdamsは左腕が上がらないとのことなのでIL入りの可能性もありそうです。

そんな満身創痍のナショナルズですが、試合は続きます。Patrick CorbinとJake Arrietaの両先発は必ずしも調子が良さそうではありませんでしたが、両者とも6回を投げ切って3失点ずつと仕事をしました。特にCorbinは2回までに50球以上を要しながら、粘りの投球を続け、最終回となった6回裏も1死2,3塁のピンチを連続三振で脱出。実に118球の奮闘でした。

その直後の7回表、フィリーズの2番手Juan Nicasioが無死1,2塁からの送りバントを悪送球してくれたおかげでナショナルズが2点を勝ち越し。このまま勝ち切れば、Corbinに白星も付いて言うことはなかったのですが、7回裏に2番手として送り込まれたJoe Rossが大誤算。1死しか取れない間に4本の二塁打を含む5安打を打たれ、あっという間に5失点。逆に3点のビハインドとしてしまいました。前日のDan Jenningsもそうでしたし、その前にはWander Sueroなんかもですが、調子がいいと思われて大事な場面で起用されると打たれるパターンが続くのは偶然なのでしょうか。

ともかく3点ビハインドで8回表。このままこの試合は、あるいはシーズンも終わってしまうのかという気分でしたが、2死1,2塁から代打Kurt Suzukiが起死回生の同点3ランをレフトスタンド最前列へ放り込むと、続くVictor Robles(Taylorの負傷退場で途中からセンターに入っていた)がライトのBryce Harperの頭上を越え、ぎりぎりでフェンスを越えるホームラン。9-8。こちらもあっという間の逆転劇でした。

そして、この試合で一番大きかったのは8回裏をKyle Barraclougが零で抑えたことだと思います。1点リードで、当たっているJean Segura、そしてHarper、Rhys Hoskinsという中軸を迎えましたが、Seguraを中飛、HarperとHoskinsはいずれも高め速球で空振り三振という完ぺきな内容。力のこもったピッチングは見ていて勇気を感じるものでした。記録は1ホールドが付いただけですが、それ以上に価値のある登板だったと思います。

9回表にも1点を追加すると最後はSean Doolittleが締めくくりました。さあ、この勝ちを明日につなげることができるか、が重要です。

MVP: Kyle Barraclough

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