6/8 Trevor RosenthalがILから復帰, Kyle McGowinをオプション
6/16 Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
6/21 Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
6/23 Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
6/25 Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション
6/28 Ryan Zimmerman がILから復帰, Michael Taylorをオプション
● Trevor RosenthalがILから復帰, Kyle McGowinをAAAにオプション
4月26日からIL入りしていたTrevor Rosenthalが復帰してきました。表向きの理由だった胃腸炎は当然ながらすぐに治りましたが、どうしようもなかった制球難を克服するためマイナーでの調整登板を続けてきました。マイナーでも四死球を連発しており決して万全とは言えない状況のようですが、契約上、調整のためにマイナーに置いておけるのは最長でも30日間のため今回の復帰となりました。不安は付きまといますが、本人が健康であると主張する以上(解雇しないのであれば)選択肢はありません。さてさて。
ロースタースポットはKyle McGowinをFresno(AAA)にオプションことで空けました。先発ローテーションは埋まっており、ロングリリーフを務めていましたが、最後の登板は5月29日。ブルペンで座っているよりはマイナーで投げるほうが本人のためでもあるでしょう。
● Kyle BarracloughがIL入り, Adrian Sanchezが昇格
Kyle BarracloughがIL入りという名の降格となりました。いちおう、右腕の神経の痛みという診断ですが、本人が前日にも健康面の問題はないとコメントしていたのであくまで口実というべきで、事実上のマイナー降格処分でしょう。オフのブルペン補強の目玉の1人で(もう1人がTrevor Rosenthal)セットアッパーとして期待されましたが、ここまで32試合に登板し、6.39/1.74という結果。さらに、引き継いだランナーの生還率もかなり高く、全く信頼できない投手となってしまっていました。少し休んだ後、マイナーでの登板でしっかり調整して戻ってきてくれることをとりあえず願います。
ロースターにはAdrian Sanchezが昇格。そもそもここ1カ月以上(Rosenthalが使い物にならなくなってから)、ブルペンが1人多く、ベンチが1人少ない体制で戦ってきましたので、それを通常の7人ブルペン、5人ベンチ体制に戻しただけのこと。Rosenthalについては半信半疑ですが、仕方ありません。
● Joe Rossが昇格, Adrian Sanchezをオプション
19日のダブルヘッダーのため、順当に行った場合の日曜日ブレーブス戦の先発投手が足りなくなること、さらには19日、20日の連戦でブルペンが人手不足になったこともあり、Joe Rossが昇格してきました。5月下旬に降格してから、Fresno(AAA)で先発としての調整を続けており、直近17日に5回無失点と好投しています。もっとも、この日の66球が今季の最多なので、あまり長いイニングを期待することは酷で しょう。それでも、Rossは先発向きだと思うので、長期的にはいい状況だと思います。
Adian SanchezをオプションしてHarrisburg(AA)に送りました。またこれでブルペンが1人多い状態です。
● Trevor Rosenthalを解雇, Joe Rossをオプション, Austin VothとKyle McGowinが昇格
遂にこの日が来ました。開幕以来散々なピッチングを続けてきたTrevor Rosenthalを解雇しました。21日の登板で1点リードを守り今季初ホールドを記録し、復活を期待させましたが、翌22日に4点リードの7回に登板し、対戦した3人を全て歩かせて逆転負けのきっかけを作ったことで遂に見切ることになりました。
12G 6.1IP 8H 15BB 3HBP 5K 22.74/3.63 5WP
これが残った成績。四死球、防御率/WHIP、暴投といずれも非常にひどい数字が並んでいますが、登板試合数に対して取ったアウトの数の少なさがRosenthalがいかに使い物にならなかったかを物語っていると思います。これだけ酷いFA契約もなかなかお目にかかれませんね(ナショナルズ史上ではNate McLouthとの契約と一二を争うでしょう)。年俸700万ドルをどぶに捨てました。いや、数多くのチームの敗戦につながったことを思うと、どぶに捨てるよりひどい使い方か。
また、前日の試合でブルペンで起用された(4失点で敗戦投手となった)Joe RossがFresno(AAA)にオプションされ、再び先発としての調整に戻ります。全くひどい扱いです。腐らずに、頑張りましょう。
空いた2つのスポットに、Austin VothとKyle McGowinが昇格してきました。Vothは23日のスポットスターターとして、McGowinはロングリリーフとして起用される見込み。Vothは先日のフィリーズ戦でもダブルヘッダーに際して昇格していましたが、雨もあって登板する必要がなく、即座に降格となっていました。今季はFresno(AAA)でローテーション投手として投げて、機会を待っていました。頑張ってくれることを期待しています。
● Jonny VentersとFernando Rodneyが昇格, Kyle McGowinとErick Feddeをオプション
いずれもシーズン途中に他球団から放出された後ナショナルズとマイナー契約を結び、マイナーで調整していたベテランのブルペン投手、Jonny Venters(左)とFernando Rodney(右)が昇格してきました。2人とも同じような経緯でナショナルズに加わりました。リスクもありますが、実績はある投手で、うまくいけば儲けものという感じですね。
Ventersは34歳のブルペン左腕。2010-2012年にブレーブスのブルペンでの好投の印象が強い投手。その後しばらく見ませんでしたが、3度ものTJ手術を受け、メジャーに復帰できたのは昨シーズンとのこと。苦労したんですね。昨年4月下旬にレイズで6年ぶりとなるメジャーのマウンドに上がると、ブルペン左腕として好投。フラッグディールトレードで古巣のブレーブスに復帰し、中継ぎとしてチームのポストシーズン進出に貢献。ナ・リーグのカムバック賞に選出されました。この活躍でオフにブレーブスと1年のメジャー契約を結び直しましたが、今季は開幕から不調で、9試合に登板して17.36/3.64という惨憺たる成績で5月に解雇されていました。
Fernando Rodneyはメジャー17年目、42歳の大ベテラン。通算登板試合数 913は史上23位。40歳を超えてからも、クローザーとしての仕事を任され、一昨年はDバックスで39セーブ、昨年は8月までにツインズで25セーブ(フラッグディールトレードでアスレティックスに移籍後は中継ぎとして貢献)を記録し、通算325セーブ。しかし、今季は17試合で9.42/2.23と不振で5月下旬にアスレティックスから解雇されていました。
ロースターはErick FeddeとKyle McGowinをマイナーにオプションして空けました。Feddeはローテーション投手として独り立ちできそうなところでしたが、前回登板が悪かったことと、23日に投げたAustin Vothが良過ぎてもう一度機会を与えざるをえないというのが理由。まあ、じきに次の機会は来るでしょう。Kyle McGowinは出場機会がないままメジャーとマイナーを行ったり来たりする羽目になっていますが、与えられたチャンスを生かし切れなかった以上オプション制度の下ではやむを得ません。
● Ryan Zimmerman がILから復帰, Michael Taylor をオプション
4月28日以来約2か月に渡ってIL入りしていたRyan Zimmermanがようやく復帰してきました。もうこのまま引退かとまで内心心配していたのでホッとしました。元気にプレーできればまだ結果は残せるはず。後半戦、来シーズンにつながるような活躍を期待しています。
25人ロースターからはMichael Taylor が外れ、Harrisburg(AA)にオプションされました。守備は未だに一流ですが、とにかく打てない。85打席に立って.211/.277/.276という数字もさることながら、0本塁打、35三振と全くいいところがありません。センターのレギュラーを完全に失い、守備固めという発想がほとんどないMartinez監督のもとでは出場機会が激減していました。外野陣に故障者が出れば真っ先に呼ばれるという意味では依然として戦力です。マイナーで毎日試合に出る中で自分のバッティングを取り戻してくれることを願います。
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