2014/06/05

2014年5月をふりかえる

シーズンのほぼ1/3を終えました。5月の戦いぶりを振り返っておきましょう。

[NL EAST End May 2014]

WLPCTGB
Atlanta 3025.545 -
Miami 2827.5092.0
Washington2727.5002.5
New York2629.4734.0
Philadelphia2429.4535.0

最後に連勝してなんとかシーズン5割で5月を終えたナショナルズ。5月に限れば、11勝15敗と4つも負け越してしまいました。敗因はとにかく攻撃力の欠如。Wilson Ramosは復帰してきましたが、なかなか期待通りには打ってくれず。Ryan Zimmerman、Bryce Harperの復帰が待たれます。Zimmermanはリハビリを兼ねて出場中のマイナーの試合で「レフトの守備練習」をはじめました。Harperはまだしばらくかかりそうです。

地区首位はやはりアトランタ。ですが、今月は3つの負け越しで、ナショナルズとの差はわずか2.5。その2チームの間に、最後にブレーブスに連敗しながらも今月を2つの勝ち越しで終えたマーリンズ。その下もそんなには開いておらず、地区争いはまだまだこれから、という感じです。

[Pitcher of May 2014: Tyler Clippard]
GSIPWKERAWHIP
Stephen Strasburg640.12372.231.17
Jordan Zimmermann526.11155.061.61
Doug Fister529.23233.341.08
Tanner Roark 529.21204.251.04
Gio Gonzalez314.20157.981.84
GIPSKERAWHIP
Tyler Clippard 1311.20130.000.86
Aaron Barrett 1111.16130.791.41
Rafael Soriano 1111.0061.640.91
Jerry Blevins 128.2095.191.15
Drew Storen109.1070.960.75

9日にDoug Fisterが復帰し、ようやく開幕前に予定していた先発ローテーションがそろったと思ったら、今度はGio Gonzalezが肩の違和感で離脱。当初心配されたほどの重症ではなく、手術をすることもなく、リハビリ登板を開始しているのでそのうち復帰してくるでしょう。そのGio の不在の間はBlake Treinenが先発。雨で1試合流れたこともあって、先発は2試合だけで勝ち星は付いていませんが、投球内容は立派なもの。十分穴を埋めています。

そのFisterは最初の登板こそ打ち込まれましたが、その後は3連勝。与四球わずかに1つとストライク先行。奪三振はそこまで多くありませんが、大量のゴロを打たせる、評判通りのピッチングを展開してくれています。特に、3連敗で迎えた25日の試合で勝ち投手になった好投は光りました。

Stephen Strasburgは、奪三振、防御率とも数字はいいのですが、大事なところで一踏ん張りがきかず好投しても勝てない歯がゆいピッチングが続いています。一方、本格的に心配なのがJordan Zimmermann。4試合続けて3失点以上という不安定な内容。故障でなければ良いのですが。Tanner Roarkは運がない面はありますが、しっかり仕事をしてくれています。

ブルペンは、引き続き主戦力がしっかり仕事をしてくれました。特に4月の大不振で健康面まで心配されたTyler Clippardが全13試合で自責点0と圧倒的な成績。素晴らしい。またAaron Barrettはすっかり計算できる投手となっています。

[Hitter of May 2014: Ian Desmond]
PAAVEOBPSLGHRRBI SB
Denard Span121.296.331.417171 54
Anthony Rendon114.212.292.323162 7 2
Jayson Werth114.304.372.363161 60
Ian Desmond110.229.327.458106163
Danny Espinosa   87.125.194.263  6 61









チーム打撃成績で見ると、総得点は30球団中の28位。ここのスタッツでも軒並み20位台に沈んでいます。当然、個人成績もこの通り。月間MVPにはチーム最多本塁打、最多打点のIan Desmondを選びましたが、打率は見ての通り低水準。打率だけ見ればJayson Werthが3割を超えましたが、わずか1本塁打で6打点はあまりに情けない数字。実際、チャンスに凡退するシーンが印象に残ってしまっています。4月には好調だったAnthony Rendonもすっかりクールダウン。そして、Danny Espinosa。目を疑うような数字です。表にはありませんが、月間37三振は30球団の全野手で最多。いくら守備力が一級品とはいえ、これは許容限度を超えています。

故障者では、Wilson Ramosが復帰してきましたが、打撃はまだまだ本調子はではありません。またAdam LaRocheも出場している限りは打ちますが、今月は半分をDLで過ごしました。

奮起せよ。

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