[NL EAST End April 2017]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 17 | 8 | 0.680 | - |
Miami | 11 | 12 | 0.478 | 5.0 |
Philadelphia | 11 | 12 | 0.478 | 5.0 |
Atlanta | 10 | 13 | 0.435 | 6.0 |
New York | 10 | 14 | 0.417 | 6.5 |
当然ながらナショナルズが地区首位。2位以下は勝率5割を切っています。意外だったのは僅差とはいえ地区最下位に沈んでいるメッツ。開幕前は優勝候補と言われていましたが、故障者が続出しています。しかも、突発的なアクシデントによる負傷というより、休ませるべき時に休ませなかったりといった調整面のまずさが原因と言われ始めています(数年前にナショナルズがそういう状態となり、トレーナー陣が総入れ替えになったことを思い出します)。メッツがこのままずるずる終わるとは思いませんが、とりあえずナショナルズが楽な気持ちで戦いを進められる状況にあることは確かです。
[Hitter of the Month: Ryan Zimmerman]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Bryce Harper | 114 | .391 | .509 | .772 | 32 | 9 | 26 | 0 |
Daniel Murphy | 111 | .343 | .378 | .590 | 17 | 5 | 26 | 0 |
Adam Eaton | 107 | .297 | .393 | .462 | 24 | 2 | 13 | 3 |
Anthony Rendon | 101 | .278 | .356 | .411 | 10 | 3 | 15 | 0 |
Ryan Zimmerman | 96 | .420 | .458 | .886 | 22 | 11 | 29 | 0 |
Matt Wieters | 85 | .301 | .400 | .534 | 10 | 4 | 12 | 1 |
Jayson Werth | 82 | .282 | .378 | .437 | 13 | 3 | 7 | 2 |
Trea Turner | 66 | .317 | .348 | .556 | 15 | 2 | 13 | 4 |
オフェンス陣は見ての通り強烈でした。チーム打率.295、出塁率.369、長打率.510はいずれも30球団トップ。総得点170は、2位のDバックスの141点を実に20%以上上回っています(最少のロイヤルズの63得点の約3倍)。レギュラー陣で打率が最も低いのがAnthony Rendonの.278ですから、全く穴がありません。Adam Eatonが負傷でシーズン絶望となりましあが、後を受けたMichael Taylorも先発した2試合で11打数5安打。
個人に目を移すと、25日にはTrea Turnerがサイクル安打、30日にはRendonが6打数6安打3本塁打10打点という記録を作り、昨季のチームMVP(リーグMVP投票2位)のDaniel Murphyも素晴らしい成績を残していますが、Bryce HarperとRyan Zimmermanの2人の前には霞んでしまいます。
Harperの数字の中で32得点というのは、月間得点のメジャー新記録です。ここにはありませんが、メジャートップの22四球を記録し、出塁率.509もメジャートップ。打率はメジャー3位、打点はメジャー2位、ホームランだってリーグなら3位タイでした。
さらに強烈な4月を送ったのがZimmerman。打率、打点は単独でメジャートップ。ホームランもブリューワーズのEric Thamesと並んでトップタイ。つまり、現時点でメジャー(リーグどころではなく)の三冠王です!ここ数年成績が低下し、限界説もあったZimmermanでしたが、完全復活。長年のファンとしてはたまりません。このまま健康に過ごしてくれることを願うばかりです(同じことを何度も書きますが、それだけ願っているということでご容赦下さい)。
[Pitcher of the Month: Gio Gonzalez]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Stephen Strasburg | 5 | 35.0 | 2 | 31 | 3.09 | 1.00 |
Max Scherzer | 5 | 33.2 | 3 | 40 | 2.94 | 0.98 |
Gio Gonzalez | 5 | 33.1 | 3 | 26 | 1.62 | 1.14 |
Tanner Roark | 5 | 29.2 | 3 | 21 | 3.64 | 1.18 |
Joe Ross | 3 | 15.2 | 1 | 14 | 7.47 | 1.53 |
G | IP | SV | HLD | ERA | WHIP | |
Shawn Kelley | 11 | 10.0 | 3 | 0 | 5.40 | 1.10 |
Enny Romero | 11 | 11.0 | 0 | 1 | 5.73 | 1.55 |
Joe Blanton | 10 | 10.0 | 0 | 1 | 9.90 | 1.60 |
Blake Treinen | 12 | 10.0 | 3 | 2 | 9.00 | 2.50 |
Koda Glover | 11 | 8.2 | 2 | 4 | 4.15 | 0.92 |
Matt Albers | 7 | 9.1 | 0 | 1 | 0.00 | 0.43 |
一方の投手陣、チーム防御率4.49は24位が示すように、全く冴えませんでした。中でもブルペン防御率5.70は28位(まだ下がいることに驚きですが)と完全に足を引っ張りました。(ちなみに、先発陣の防御率は3.92で16位ですが、あのJeremy Guthrieの数字を除くと3.35で3位です。)
まず先にそのブルペンから行きますが、開幕直前にBlake Treinenをクローザーに指名したことは完全に失敗しました。適正のない投手を指名したベンチ・フロントの判断ミスと、開幕から3戦続けてセーブシチュエーションとなり連投を強いざるを得なくなった不運が重なった結果でしょう。Treinenがぼろぼろになった後、Shawn KelleyとKoda Gloverの2人体制が敷かれることになりましたが、Gloverは股関節を痛めて直ぐにDL入り。結果的にKelleyがクローザーになりました。ただ、そのKelleyも今ひとつ調子が上がりません。他のブルペン投手も軒並み酷い数字が並んでいます。そんな中、マイナー契約から途中で昇格してきたMatt Albersだけが気を吐いています。
先発陣ですが、先発5番手のJoe Rossは3試合に投げて1勝となっていますが、どうもボールん切れがなく、心配です。あとの4人は多少打たれることもありつつ、しっかりと高い水準のピッチングを続けてくれています。中でも頑張っているのがGio Gonzalez。登板全5試合で全て自責点2以下に抑えています。昨シーズンも4月は好調だったのに5月以降に不安定になってしまいましたが、今年はそんなことがないよう、もう一度気合を入れて、頑張ってください。
2 件のコメント:
こんばんは。
全体的にはとても楽しい4月でしたね。打線がこれほど全体的に調子が良いのは僕が見始めてからは初めてのことではないかと思います。
特にZimmermanがまさかこれほど打つとは正直全く期待していませんでした(笑) 本当に故障しないことを祈るのみですね。
一方ブルペンには不安しか残りませんね。補強しやすいポジションであるとは言え、さすがに心配です。打線が少し落ちてきた頃にしっかり仕事をしてくれると良いのですが...
そうですねー。楽しかったですねー。やっぱり打ち勝つほうが観戦するファンとしては楽しいですよね。
Zimmermanがこれだけ打つとは、私も希望的に復活を期待していましたが、これだけ打つとは予想外でした。打順もシーズン「ポストシーズンでは5番に入る」などという予想をしていましたが、もはや不動の4番です。(何度も書きますが)ケガをしないことを願いましょう。
ブルペンは・・・。間もなくDLから復帰するであろうKoda Glover固定の方向で進めてはどうかと思います。クローザーさえしっかりすれば…。しかし、Treinenは一度マイナーで再調整する(自信を付ける)ほうがいいのではないかと思われるほど酷い状態ですね。
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