[NL EAST End June 2014]
W | L | PCT | GB | |
Atlanta | 45 | 38 | .542 | - |
Washington | 44 | 38 | .537 | 0.5 |
Miami | 39 | 43 | .476 | 4.5 |
New York | 37 | 46 | .447 | 8.0 |
Philadelphia | 36 | 46 | .439 | 8.5 |
4連勝したかと思えば直後に4連敗したり、山あり谷ありの6月でしたが、終わってみれば17勝11敗の貯金6と上出来の1か月となりました。ペナント争いでも、最後にブレーブスが5連勝した(というかフィリーズとメッツが自滅し過ぎ)ため2位止まりとなりましたが、一時は首位に立ちました。メッツとフィリーズは完全にシーズンが終わっており、マーリンズも減速気味。今年もブレーブスとのマッチレースとなりそうな気配が濃厚です。6月末にBryce Harperが復帰し、戦力は充実。いよいよ攻勢をかける時期がやってきました。
[Pitcher of June 2014: Jordan Zimmermann]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Jordan Zimmermann | 6 | 44.0 | 3 | 41 | 1.43 | 0.82 |
Tanner Roark | 6 | 37.1 | 4 | 28 | 2.17 | 1.23 |
Stephen Strasburg | 5 | 30.1 | 2 | 33 | 5.04 | 1.29 |
Doug Fister | 5 | 34.0 | 3 | 14 | 2.38 | 1.03 |
Gio Gonzalez | 3 | 18.0 | 2 | 18 | 2.00 | 1.06 |
Blake Treinen | 3 | 16.0 | 1 | 6 | 3.38 | 1.13 |
G | IP | S | K | ERA | WHIP | |
Rafael Soriano | 12 | 12.0 | 8 | 13 | 1.50 | 0.58 |
Tyler Clippard | 12 | 11.2 | 1 | 16 | 3.09 | 1.11 |
Aaron Barrett | 10 | 8.1 | 0 | 8 | 4.32 | 1.32 |
Jerry Blevins | 10 | 8.1 | 0 | 6 | 7.56 | 1.80 |
Ross Detwiler | 6 | 12.2 | 1 | 8 | 2.13 | 0.95 |
チーム投手成績では30球団トップクラスの成績を残しているナショナルズ投手陣。
中でも、相乗効果としか思えないほど全体として素晴らしいピッチングが続いたのが、6月のナショナルズ・ローテーションでした。Stephen Strasburgが最も悪い成績、しかも差を付けられて最も悪いということは残念であり、特に最後の登板の内容がかなり悪かったことは懸念材料でしたが、逆に言うと、Strasburgを上回る投球をした投手が4人ないし5人いるということですから、大したローテションだとも言えます。
中でも、8日のパドレス戦での完封を含め6試合全てで2失点以下に抑える好投を見せたのがJoradn Zimmermann。13日に0-1で完投負けを喫するなど打線の援護がなく勝ち星が伸びませんでしたが、月間MVPの候補に名前が上がってもいい内容でした(ちなみに、6月のナ・リーグ月間MVPは、ノーヒッターを含む6戦6勝のドジャーズのClayton Kershaw)。昨年の最多勝投手は伊達ではありません。
そのZimmermannを上回る勝ち星を記録したのが、Tanner Roark。4失点した今月最後の登板さえなければ、防御率は1.44でほぼZimemrmannと同じ。もはや5番手投手などと呼ぶのは申し訳ないほどの安定ぶりです。奪三振は少ないものの、やはり安定感という言葉がピッタリ来るDoug Fisterばりの制球の良さでしっかりアウトに取れています。
6月後半になってGio GonzalezがDLから復帰し、遂に開幕前に思い描いていた理想のローテーションが出来上がりました。復帰してから2試合はやや不安定な内容でしたが、それでも結果を残し、3試合目には7回無失点のナイスピッチングで完全復活を印象づけました。GioがDL入りしていた間に先発を務めたBlake Treinen。Gioの復帰前は好投しながら勝ち運に恵まれませんでしたが、28日のダブルヘッダーのスポットスタートでメジャー初白星を記録。
Rafael Soriano、Tyler Clippard、Drew Storenに、Aaron Barrett を勝ちパターンに加えたブルペンも引き続き安定しています。Jerry Blevinsがやや不振ですが、同じレフティのRoss Detwilerが素晴らしいピッチングを展開し、トレード期限を前に(先発投手として)噂に上がっているほどです。
[Hitter of June 2014: Anthony Rendon]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Adam LaRoce | 118 | .287 | .415 | .489 | 16 | 5 | 17 | 0 |
Denard Span | 118 | .259 | .308 | .417 | 17 | 0 | 8 | 6 |
Ryan Zimmerman | 116 | .212 | .284 | .337 | 11 | 1 | 14 | 0 |
Anthony Rendon | 111 | .310 | .369 | .560 | 18 | 6 | 19 | 3 |
Ian Desmond | 111 | .243 | .270 | .430 | 8 | 4 | 17 | 5 |
Jayson Werth | 111 | .212 | .297 | .293 | 11 | 1 | 13 | 2 |
チーム全体で見ると、まだまだ「並」に留まっている打線。ですが、Ryan Zimmeman、Wilson Ramos、そしてBryce Harperが次々と復帰し、こちらも開幕前に描いていた理想の打線を組めるようになりました(守備位置は紆余曲折あって議論を読んでいますが)。
個人成績ではAnthony Rendonの好調ぶりが目立ちます。4月の好調から5月にはいったん数字を落としましたが、6月になって再浮上。特に、結局試合は落としましたが、20日の試合の9回2死からCraig Kimbrelから打った同点2ランは強烈な印象を残しました。三塁手としての守備でも好守を連発。守備力も極めて高く評価され、Zimmerman復帰後も当然のようにサードを守り続けてきました。ただし、Harperが復帰したことにより、再びセカンドに回ることが多くなりそうです。
2 件のコメント:
全く関係ないのですが、
Natsっていうあだ名は、Nutsと混同したりしてジョークにされたり笑われたりD.Cではされているのですか??
特に弱い時は...Nats fan is nuttyとか、
現地ではどうでしたか?
私の周りで聞きませんでしたね。
むしろ、go nutsで「熱狂している」という感じでいい意味かと思ってました。サヨナラホームランの後のお祭り騒ぎとかを指して、聞いたり言ったりしたことがあります。
今調べてみたらスラングとしていろいろ悪い意味もあるんですね。すみません、よく知りませんでした。
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