2017/06/30

ロースター異動まとめ(2017年6月)

6/5 Jayson WerthがDL入り, Ryan RaburnがAAAから昇格
6/11 Koda GloverがDL入り,Joe Blantonが復帰
6/13 Trevor Gottが今季初昇格, Wilmer DifoをAAAにオプション
6/15 GottをAAAにオプション, Matt Graceが再昇格
6/17 Shawn KelleyがDL入り,A.J. Coleが再昇格
6/23 Wilmer Difoがセンターとして昇格, ColeをAAAにオプション
6/30 Trea TurnerがDL入り, Adrian Sanchezが初昇格

● Jayson WerthがDL入り, Ryan RaburnがAAAから昇格
6月3日の試合で自打球を左足に当てたJayson Werthが10日DL入り。骨折などはしていないため数日の休養で十分と見られますが、既にChris Heiseyを欠いて外野手が手薄となっているため補強が必要との判断でDL入りとなりました。しっかり治すことが肝要です。

AAAから昇格してきたのは36歳のベテラン・ユーティリティ・プレーヤーのRyan Raburn。全然フォローしていませんでしたが、5月下旬にホワイトソックスから金銭トレードで獲得したばかりの選手の起用です。個人的にはデビューしたタイガース時代の印象が残っていますが、以来ずっと主に控え野手としてプレー。昨年はロッキーズで113試合、256打席に立ちました。今季は春にホワイトソックスとマイナー契約を結び、そのままナショナルズにトレードされ、Syracuse(AAA)に参加していたところで今回の昇格となりました。Michael TaylorもBrian Goodwinも頑張っているので、Werthが戻ってくるまで、だと思います。

なお、Raburnを40人ロースターに入れるために、AAAで投げていたブルペン右腕のRafael MartinがDFAされました。傘下に残るかどうかは微妙なところ。(→追記:マイナー契約を受け入れ、そのままAAAに帯同しています。)


● Koda GloverがDL入り,Joe Blantonが復帰
前日セーブに失敗し、試合後、背中に痛みがあることを明らかにしたKoda Gloverが10日DL入りとなりました。プレーではなく、前日シャワーを浴びている中での体の動きで痛めたそうです。まったく。せっかく念願のクローザーの地位を手に入れたというのに何をやっているんでしょうか。まあ、本人が一番残念に思っているとは思いますが。復帰めどはよくわかりません。

代わって、DL入りという名のマイナーでの再調整をしていたJoe Blantonが復帰してきました。マイナーでは無難に投げていたようですが、メジャーで通用するかどうかは投げてみないとなんとも。

クローザーは・・・・Matt Albersかな(と思った矢先の12日に大失敗しました。)


● Trevor Gottが今季初昇格, Wilmer DifoをAAAにオプション
出る投手出る投手みんな打たれ、緊急事態と言ってもいい状況のナショナルズのブルペン。もうしばらくするとトレードが俎上に上がるのですが、まだ早い。そこでまずは内部からの補強ということで、Syracuse(AAA)でまずまずの成績(23試合で3.30/1.20)を残してきた右腕投手のTrevor Gottを招集しました。半分くらい忘れられた存在になっていましたが、まだ24歳。伸びしろはあるはずです。

ロースター枠を空けるためにWilmer DifoがAAAにオプションされました。Stephen Drewも帰ってきているし、本人の成績も伸び悩んでいますし、しかたがないタイミングかと思います。


● GottをAAAにオプション, Matt Graceが再昇格
13日にリリーフで白星を記録し、翌14日にはかなり打ち込まれたTrevor GottがAAAにオプションされました。14日も大きくリードされて登板した1イニング目は無失点に抑えたのですが、2イニング目につかまってしまいました。惜しい。14日は52球を投げたためしばらくは使えませんので、フレッシュな投手を上げるのは理に適います。

代わって上がってきたのはMatt Grace。何度目かな。今季はこういう使われ方になるのは仕方ないと割り切って、チャンスを活かしましょう。


● Shawn KelleyがDL入り,A.J. Coleが再昇格
前日、首の痛みを訴えたShawn KelleyがDL入りとなりました。出れば打たれるという感じで信頼感を失っていたので、戦力的にはほとんど影響がありません(残念ながら)。

代わって、A.J. Coleが再昇格。Syracuse(AAA)では先発を務めていましたが、メジャーではブルペンに回ります。特に短いイニングならしっかり抑えてくれているJustin Turnerを短めに使い、Coleはモップアップという役回りになるのではないでしょうか。


● Wilmer Difoがセンターとして昇格, ColeをAAAにオプション
センターのレギュラーとしてプレーしてきたMichael Taylorが故障個所はよくわからないながら21日の試合以降欠場。Brian Goodwinも守れますが、1枚では、ということで急きょWilmer DifoがAAAで1試合だけ練習した後にメジャー昇格となりました(早速23日の試合で先発出場)。ちょっと不安ですが。

もともと1枚多かったブルペンからA.J. Coleが降格となりました。


● Trea TurnerがDL入り, Adrian Sanchezが初昇格
29日の試合で死球を受け、右手首を骨折したTrea TurnerがDL入り。現時点では復帰時期未定とされています。一日も早い復帰を願うばかりです。

そういえば、11日にDL入りしたKoda Gloverは、当初は短期間で済むという話でしたが、まだ投球練習を再開することすらできていません。どうも当初理由とされていた背中の痛みだけでなく、肩にも痛みがあるようです。これは長引くかもしれません。。。

さて、Turnerの離脱によりショートのポジションは当面Stephen DrewかWilmer Difoが務めることになりそうですが、控え内野手としてAdrian SanchezがSyracuse(AAA)から昇格しました。これがメジャー初昇格です。

ベネズエラ出身の26歳。2007年に契約してから、実に11年目にして遂にメジャーに到達しました。まずは、おめでとう!19歳当時の2010年にGCLとHagerstown(A)で打率3割をクリアし、一時的にプロスペクトとして評価されました(BAでは2011年に組織内18位、2012年に28位)が、以降は伸び悩み、近年ではロースターの都合でSyracuse(AAA)、Harrisburg(AA)を行ったりきたりしている感じでしたが、今回の緊急事態に呼ばれることになりました。どれほどの出場機会があるかは分かりませんが、メジャー初ヒットが出るといいですね。

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