2015/06/26

ロースター異動まとめ (2015年6月)

6/1 Matt GraceをAAAにオプション、Felipe RiveroがDLから復帰
6/4 Anthony Rendonがようやく開幕、Wilmer DifoをAAにオプション、Taylor JordanをAAAにオプションし、A.J. Coleが再昇格
6/6 Joe Rossがメジャー初昇格、ColeをAAAにオプション
6/11 ヤンキースからDavid Carpenterをトレード獲得
6/11 Ryan ZimmermanがDL入り、Matt den Dekkerを招集
6/12 Aaron BarrettがDL入り、Carpenterがメジャー合流
6/18 Doug FisterがDLから復帰、Taylor HillをAAAにオプション
6/23 Stephen StrasburgがDLから復帰, RossをAAAへオプション
6/26 RendonがDLに逆戻りし、Emmanuel Burrissがメジャー昇格


● Matt GraceをAAAにオプション、Felipe RiveroがDLから復帰
5月31日のレッズ戦で1死も取れずに3安打2四球で4失点した結果5月の月間防御率が10点台となってしまうなど調子を落としていたMatt GraceをSyracuse(AAA)にオプション。代わって、Feilpe RiveroがDLから復帰しました。Riveroは4月17日にメジャーデビューしましたが、直後に胃腸出血(gastrointestinal bleeding)のためにDL入り。その時、代わってメジャー昇格(デビュー)したのがGraceでした。Riveroに関しては、よく分からない症状でしかもしばらく音沙汰もなかったので大病かと心配していました。今回、無事に復帰できて良かったねと祝福したいです。Graceは疲れと少し自信を失った感があるので、再調整にはいいタイミング。そのうち再び呼ばれることは必定なので、しっかり頑張っていて下さい。

ちなみにやはりDL入りしているDoug FisterとSammy Solisの両投手も軽い投球練習を開始しているとの情報が入っています。Stephen Strasburgについては、とりあえず暫く休むということだけが明らかになっています。


● Anthony Rendonがようやく開幕、Wilmer DifoをAAにオプション
ST中に左ひざを痛め、一度はマイナーでの実戦出場まで行ったものの今度は脇腹を痛め、ずっとリハビリを続けてきたAnthony Rendonがようやく開幕を迎えました。長かった。ST前の構想はRendonがサードに入り、Yunel Escobarがセカンドを守るというものでしたが、Rendonがいないうちにサードに回ったEscobarが予想以上の適性を見せたことで、Rendonのポジションはセカンドとなっています。まあ、健康にプレーさえしてくれれば正直どっちでもいいです。

これでレギュラーからはじき出されることになるのがDanny Espinosa。今季は予想外の頑張りを見せており、もったいないとさえ感じます。ベンチプレーヤーに戻って、これまでのような打撃が維持できるかどうか。正念場です。

※ただし、6月4日のRendonの復帰戦の初回にEscobarがチェックスイングで故障したため、すぐさまサードRendon、セカンドEspinosaの体制となっています。

25人ロースターからはルーキーのWilmer Difoが外れ、Harrisburg(AA)にオプションされました。初打席初安打を含め、全て代打で5打席のみの出場(あとの4打席はいずれも凡退)でしたが、いい経験となったことでしょう。次は秋かな?それまでにしっかりAAあるいはSyracuse(AAA)で経験を積んできてください。


● Taylor JordanをAAAにオプションし、A.J. Coleが再昇格
3日のブルージェイズ戦で今季初先発したものの6回7失点で敗戦投手になったTaylor JordanをAAAにオプションし、代わってA.J. Coleを再度招集しました。

Jordanの内容が悪かったので降格されたという面もあるでしょうが、2日のダブルヘッダー影響で6日のカブス戦の先発投手が必要となったためにJordanを置いておくだけの余裕がないという事情によるものかと思います。いずれにしても、本人は悔しいでしょう。頑張れ!

当初は、6日の先発を任されるのではないかと思われましたが、その後、6日の先発はHarrisburg(AA)からJoe Rossが抜擢されることが明らかになりました(正式発表はまだ)。したがって、Coleはブルペンに入ることになります。これも経験です。頑張れ!


● Joe Rossがメジャー初昇格、ColeをAAAにオプション
噂されていたとおり、6日の先発投手としてJoe Rossが呼ばれました。5月に22歳になったばかりの若い右腕投手。経歴などは3月に書いたProspect Profileの記事をご覧頂くとして、今季はHarrisburg(AA)で開幕。9試合に先発し、下記のとおりの成績を残し、今回のチャンスを勝ち取りました。とりあえず1試合だけのスポットスタートと見込まれますが、いい印象を残して欲しいですね。

Joe Ross  (2015 Season for Harrisburg(AA), as of June 8) 
9G(9GS) 51.1IP 54K 12BB 2.81/1.13 

Rossのために25人ロースターからA.J. Coleが外れました。先日昇格したばかりでしたが、今回は登板機会がないままに降格。うーむ。期待のトッププロスペクトへの処遇ではないですね。。。めげずに頑張れ、としか言いようがありません。


● ヤンキースからDavid Carpenterをトレード獲得
6月11日、ヤンキースとの間で、ブルペン右腕のDavid CarpenterとマイナーのTony Renda二塁手とのトレードに合意(詳細は別記事)。6月3日にDFAされてから投げていないため、ナショナルズへの合流の予定ははっきりしません。


● Ryan ZimmermanがDL入り、Matt den Dekkerを招集
足底筋膜炎のためRyan ZimmermanがDL入りとなってしまいました。今年から移ったファーストで先発から好守備を連発してきましたが、打撃は不振で、ここまで56試合で.209/.265/.346、5本塁打と低迷。

代わってマイナーから招集されたのは、Matt den Dekker外野手。開幕ベンチ入りの後、Jayson Werthの復帰にともなってマイナー行きとなってからSyracuse(AAA)でプレーしてきましたが、打率2割ちょっととこちらも打撃低迷。他に25人ロースターに健康な野手がいなくなったため、消去法的に選ばれたという印象。当面のファーストはTyler MooreとClint Robinsonが入る見込みですが、ZimmermanとWerthの故障が長引きそうな気配も漂っており、トレードを探る可能性もありそうです。


● Aaron BarrettがDL入り、Carpenterがメジャー合流
11日の試合のイニングの途中で故障退場していたAaron BarrettがDL入り。今季ここまでチーム60試合のうち、実にちょうど半分の30試合に登板しており、成績が低下、登板過多を心配していましたので、案の定という感じ。右腕の二頭筋と発表されており、ヒジ、肩でないとのことですが心配です。長期離脱と言うことになればWilliams監督の采配への大きな汚点となることでしょう。早期の復帰を願ってやみません。

前日トレードで来たばかりのDavid Carpenterがメジャーに合流。10日間ほど実戦から離れていましたが、12日の試合で早速1イニングを無失点で投げました。負けている展開で、調整登板といったところでしょうか。


● Doug FisterがDLから復帰、Taylor HillをAAAにオプション
5月15日に右前腕部の痛みでDL入りしていたDoug Fisterが復帰。マイナーでの2度のリハビリ登板で問題なく投げ、満を持してという感じの復帰になりました。

25人ロースターからはTaylor Hillが外れ、AAAにオプションされました。5月30日の昇格以来、モップアップの役割とはいえ6試合に登板。12イニングで5失点(防御率3.75)と大きく評価が高まるほどではないにせよ、最低限の仕事はきっちり果たしました。

なお、ローテーションからは、Tanner Roarkが外れてブルペンに回り、19日の先発はJoe Rossが務めることが発表されています。

また、同じくDL入りしているStephen Strasburgもマイナーでのリハビリ登板を順調に過ごしているとの情報も入ってきています。


● Stephen StrasburgがDLから復帰, RossをAAAへオプション
背中の痛みでDL入りしていたStephen Strasburgが復帰。マイナーでのリハビリ登板では可もなく不可もなしといった感じでしたが、特に悪いところもないため復帰となりました。

これでローテーションの5本柱が全員そろうことになり、役目を終えたJoe RossがSyracuse(AAA)にオプションされました。昇格前はHarrisburg(AA)にいたので、降格とはいえ昇格。現状では先発投手が必要となった場合の一番手です。マイナーでしっかり投げて備えてくれることを期待しています。


● RendonがDLに逆戻りし、Emmanuel Burrissがメジャー昇格
前日の試合の走塁中に左の太ももを痛めたAnthony RendonがDL入り。6月上旬にようやく開幕以来のDLから復帰し、スロースタートの後、ようやく調子を上げてきたところだったのに。うむむ。

代わって呼ばれたのは、Emmanuel Burriss。ジャイアンツ時代の2012年シーズン以来のメジャー昇格。その後はレッズ、そしてナショナルズのAAAでプレーしてまずまずの成績を残してきましたが、チャンスを与えられていませんでした。今季はここまでSyracuseで.278/.354/.392という数字を残しています。

なお、26日の試合は、走塁中に足がつったBryce Harperと背中の痛みを訴えたDenard Spanも欠場しており、先発ラインナップにはMatt den Dekkerが名前を連ねざるを得ないなどひどいこととなっています。

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