恒例のAll Time Natsシリーズ。2015年シーズンの開幕直前に集計した、球団ワシントン移転後の10年間の通算成績です。
第1弾は各ポジションで最も多く先発した選手の集計。(明日、明後日と続く予定です。)
それ以前からのRyan Zimmerman(サード)、Danny Espinosa(セカンド)、Ian Desmond(ショート)に加え、2014年シーズン中に、Jordan Zimmermann(投手)、Adam LaRoche(ファースト)、Denard Span(センター)、Jayson Werth(ライト)の4ポジションも現役勢がトップに立ちました。Wilson Ramos(キャッチャー)とBryce Harper(レフト)が故障のために数字を伸ばせず、残念ながら現役勢が全ポジションを制覇することはできませんでした。LaRocheの退団により、当面、現役勢による全制覇の可能性はなくなっています。
以下、ポジションごとのトップ5(プラス主な現役選手)。
PITCHER
1. Jordan Zimmermann 145
2. John Lannan 134
3. Livan Hernandez 129
4. Stephen Strasburg 109
5. Gio Gonzalez 91
シーズンを通じてローテーションを守ったZimmermannが遂にトップに立ちました。チーム最多の34試合に先発したStrasburgがこのまましっかり投げていけば今季中にも2位に浮上します。GioがDetwilerを抜いて5位に。
CATCHER
1. Brian Schneider 336
2. Wilson Ramos 308
3. Jesus Flores 239
4. Wil Nieves 154
5. Ivan Rodriguez 136
8. Jose Lobaton 58
開幕戦で負傷するなど今季もフルシーズン満足に戦えなかったRamos。87試合の先発にとどまり、2位に浮上するのがやっと。Schneiderまではあと28なので、さすがに今季中にはとらえてくれるでしょう。
FIRST BASEMAN
1. Adam LaRoche 469
2. Nick Johnson 395
3. Adam Dunn 217
4. Dmitri Young 153
5. Michael Morse 90
6. Tyler Moore 35
27. Ryan Zimmerman 1
ほぼフルシーズン健康に過ごして135 試合に先発したLaRocheが見事トップに立ち、退団していきました。今季からファーストにコンバートされるZimmermanが、しっかりと健康にプレーし続けていれば、(2019年まであと5シーズンあるので)いずれはLaRocheを抜けるはず。今季はまず5位にランクインすることを期待しましょう。
SECOND BASEMAN
1. Danny Espinosa 417
2. Jose Vidro 184
3. Ronnie Belliard 176
4. Felipe Lopez 111
5. Anthony Rendon 106
数字を伸ばすと予想されたRendonでしたが、思ったよりも早くサードに定着することとなり、25試合の上積みで5位にとどまりました。むしろEspinosaが77試合に出場してトップを堅持。当分、Espinosaの首位は安泰のようです。
THIRD BASEMAN
1. Ryan Zimmerman 1128
2. Anthony Rendon 136
3. Vinny Castilla 135
4. Jerry Hairston 40
5. Ronnie Belliard 27
2014年シーズンはわずか23試合の先発に終わったZimmerman。今後大きく数字が伸びることはなさそうですが、これまでの10年で積み上げた数字は偉大。Zimmermanの不在の間にすっかりレギュラーを奪ったRendonが126試合に先発して一気に2位に浮上しましたが、Zimmermanとの差はフル出場を続けても6年以上かかります(笑)。
SHORT STOP
1. Ian Desmond 734
2. Cristian Guzman 438
3. Felipe Lopez 181
4. Royce Clayton 83
5. Alberto Gonzalez 49
6. Danny Espinosa 45
昨季も154試合に先発したDesmondが独走態勢を確立。残りの8試合に先発したEspinosaでしたが、トップ5入り目前で足踏み。Desmondがどこまで数字を伸ばすことができるかが注目です。
LEFT FIELDER
1. Josh Willingham 187
2. Bryce Harper 177
3. Alfonso Soriano 158
4. Ryan Church 124
5. Michael Morse 109
11. Tyler Moore 55
15. Ryan Zimmerman 30
17. Nate McLouth 18
故障があったりなんだかんだで82試合の出場に止まってしまったHarper。前年5位からランクを上げましたが、トップには届きませんでした。今季はライトにコンバートされましたが、チーム事情から10試合くらいはレフトで出るかもしれませんね。
CENTER FIELDER
1. Denard Span 289
2. Nyjer Morgan 174
3. Lastings Milledge 139
4. Rick Ankiel 121
5. Roger Bernadina 113
7. Bryce Harper 99
2年続けてレギュラーとしてセンターを守ったSpanがきっちりトップに立ちました。長年センターを固定できなかったナショナルズにとってはこの上ないグッド・ニュース。契約最終年となっている今季もしっかり守り切ってくれることを期待。
RIGHT FIELDER
1. Jayson Werth 462
2. Austin Kearns 333
3. Jose Guillen 199
4. Elijah Dukes 127
5. Michael Morse 102
7. Bryce Harper 64
開幕早々にトップに立ったWerth。最終的には137試合に先発。長期契約も折り返しとなり、守備力にやや衰えが見られてきたことからレフトへのコンバートされることになりました。
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