2015/08/04

ロースター異動まとめ(2015年7月)

ウェイバーを通さないトレード期限を迎える7月。ナショナルズに補強はあるでしょうか。

7/5 Stephen StrasburgがDL入りし、Taylor Jordanを招集
7/6-11 David CarpenterとJordan Zimmermannの出産立会休暇に伴う動き
7/10 Denard SpanがDL入りし、Wilmer Difoを招集
7/17 CarpenterがDL入り、Sammy Solisを招集
7/20 Blake TreinenをAAAにオプションし、AAからAbel De Los Santosがメジャー初昇格
7/21 Joe Rossが昇格し、DifoをAAにオプション
7/25 Anthony Rendon復帰、De Los SantosをAAにオプション
7/28 Jonathan Papelbonをトレード獲得
7/28 Ryan ZimmermanとJayson WerthがDLから復帰、Matt den DekkerをAAAにオプションし、Emmanuel BurrissをDFA


● StrasburgがDL入り、Jordanを招集
前日の試合途中で左わき腹の痛みを訴え途中降板していたStephen StrasburgがDL入り。前回のDLから復帰して3試合目、今季ベストのピッチングを見せていた矢先のアクシデント。残念でなりません。軽傷であることを願うばかりですが、いずれにしてもまた調整登板が必要になります。

代わってメジャーに呼ばれたのはTaylor Jordan。とはいえ、先発ローテーションにはTanner Roarkが入り、Jordanはブルペンでロングリリーフを務めるようです。2013年後半にデビューした同期の2人ですが、随分と差がついた印象。


●David CarpenterとJordan Zimmermannの出産立会休暇に伴う動き
MLBでは最大3日間の出産立会休暇制度(Paternity List)があり、最近取得する選手が増えています。ナショナルズでも7月6日からDavid Carpenterが、7月10日からJordan Zimmermannが取得し、奥さんの出産に立ち会いました。これをめぐる動きをまとめておきます。
7/6 CarpenterがPaternity List入り、Sammy Solisを招集(AAから)
7/8 前日にブルペンから3回1/3を投げたTaylor JordanをAAAにオプションし、Taylor Hillを招集
7/9 Carpenterが復帰し、HillをAAAにオプション
7/10 ZimmermannがPaternity List入り、Aaron BarrettがDLから復帰
7/11 Zimmermannが復帰し、SolisをAAにオプション

嬉しいのはBarrettの復帰ですね。開幕からフル回転で頑張ってくれましたが、前腕部の痛みでDL
入りと発表された時は、最悪手術もあるかと心配しましたが、休養とマイナーでのリハビリ登板を経て戻ってくることができました。ベンチもちょっとは考えて使ってあげてください。


●Denard SpanがDL入り、Wilmer Difoを招集
背中の痛みのため7月6日の試合途中で退場し、ここ数試合欠場していたDenard SpanがDL入り。開幕が遅れることとなった体幹の痛みと基本的には同じ故障のようです。まだいろいろと検査を受けている状況で復帰までの見通しは立っていません。今季もリードオフとして.304/.367/.430、11盗塁(失敗なし)、文句のつけようのないセンター守備でも貢献してきてくれましたが、ここにきて長期離脱となりそうです。FA前の大事なシーズンだけに、何とか早く復帰できることを願うばかりです。

代わってWilmer DifoがAAから招集されました。AAでもまずまず打っています(打率.286)が、そもそも内野手でありロースターを埋めるためという感じですね。


●David CarpenterがDL入り、Solisを招集
右肩痛のため、David CarpenterがDL入りとなりました。6月にヤンキースからトレードされてきてから8試合に登板し、失点はソロ本塁打による1点のみと貢献してくれていましたが、ここで離脱。肩だけに心配ですが、しっかり休んで元気に戻ってきてくれることを期待します。

代わってまたもSolisが呼ばれました。


●Blake TreinenをAAAにオプションし、AAからAbel de Los Santosがメジャー初昇格
19日の試合でも1死しか(しかも送りバントによる)取れずに5安打4失点するなど、調子を落としていたBlake TreinenをAAAに降格させました。スプリングトレーニングでは絶好調で、セットアッパーとして、あるいは将来のクローザーとして期待しましたが、これだけ打たれると仕方ないかな。故障というわけではないようなので、しっかり自分を取り戻して戻ってきてくれることを待っています。

代わってブルペンに加わったのが、Abel de Los Santos。ドミニカ共和国出身の22歳のブルペン右腕。元々はレンジャーズと契約し、昨オフ、Ross Detwilerとのトレードのパッケージの1人として移籍してきました。今季はHarrisburg(AA)で26試合に登板し、2.65/0.88、37回1/3で35奪三振という好成績を残し、名を上げていました。どれだけ通用するかは未知数ですが、頑張ってください。

そういえば、そのRoss Detwilerはレンジャーズで開幕ローテーション入りをしながら全く結果を残すことができず、遂にDFAされ、今はブレーブスのブルペンに入っています。

さらにそういえばですが、昨日、カブスがEdwin JacksonをDFAし(まだ今季の残りと来季の契約総額1500万ドル以上が残っているのに)、マイナー契約を結んでいたRafael Sorianoを昇格させたというニュースも入っています。


● Joe Rossが昇格し、DifoをAAにオプション
21日の先発投手として、Joe Rossが呼ばれました。前回6月の昇格時に実力を示し、ベテラン陣が揃ったところで降格させられたSyracuse(AAA)でも、5試合に先発して防御率2.19/0.89としっかり結果を残していました。今回Stephen Strasburgの復帰までのつなぎのようですが、期待して見守りたいと思います。

ロースターを空けるためにWilmer DifoをAAにオプション。今回は代打での2打席だけでした。マイナーでリハビリ出場を開始したAnthony Rendonの復帰が近いというサインのようにも見えます。


● Anthony Rendonが復帰、De Los SantosをAAにオプション
6月25日の試合で左太ももを痛めてDL入りしていたAnthony Rendonが1か月ぶりに復帰。マイナーで6試合にリハビリ出場し、満を持しての復帰です。開幕をDLで迎え、ようやく復帰したかと思ったらわずか18試合でまたDLに戻っていました。もう長期離脱は許されません。

これに伴い、Abel De Los SantosをAAにオプションしました。21日のメッツ戦でデビューを果たすなど、初のメジャー昇格は2試合登板となりました。2試合目では2安打で1点を失いましたが、全く通用しないという感じではなかったようです。


● Jonathan Papelbonをトレード獲得
Jonathan Papelbon投手をフィリーズからトレード獲得。AAのNick Pivetta投手との1対1トレード。25人ロースターからはSammy Solisが外れてAAAへ。また、40人ロースターを空けるためにDan ButlerがDFAされました。詳細というほどでもありませんが別記事があるので、そちらもご覧ください。


● Ryan ZimmermanとJayson WerthがDLから復帰、Matt den DekkerをAAAにオプションし、Emmanuel BurrissをDFA
足の裏を痛めて6月11日からDL入りしていたRyan Zimmermanと左腕に受けた死球が原因でこちらは実に5月19日から戦列を離れていたJayson Werthがともに復帰。2人とも完全に治ったのかどうか微妙なタイミングですが、打線を活性化するために急がざるをえなかったという印象。打線をけん引してくれることを期待したい、ところでしたが、この後どちらかというと負けが込んでいます。。。

25人ロースターからはMatt den DekkerEmmanuel Burrissが外れました。den DekkerはAAAへオプション。BurrissはDFAされましたが、ウェイバー獲得する球団はなくAAA行きを受け入れています。

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