2016/04/02

2016 開幕ロースター

4月2日のツインズとの最終戦を引き分けで終え、ナショナルズの開幕準備は全て終了。アトランタへ移動し、いよいよ4日からシーズンが開幕します。

開幕ロースターは次のとおりです。

[STARTERS]
Max Scherzer
Stephen Strasburg
Gio Gonzalez
Tanner Roark
Joe Ross

ブレーブスとの開幕シリーズは、1戦目Max Scherzer、2戦目Stephen Strasburgと発表になりました。当初、2戦目はGio Gonzalezという情報もありましたが、雨で調整スケジュールが乱れたため、このようになったようです。7日のホーム開幕戦(対マーリンズ)の先発投手は未定です。

現時点でこの5人に続く先発投手となると、A.J. Cole、Taylor Jordanと急に心許なくなり、層の薄さが気になります。どこまで健康にこのローテーションを守れるかが、今シーズンの1つの鍵になりそうです(シーズン開幕からしばらくすれば、Lucas Giolitoの昇格も可能性として上がってくるでしょう)。

[BULLPEN]
Shawn Kelley
Oliver Perez, LHP
Yusmeiro Petit
Felipe Rivero, LHP
Blake Treinen
Matt Belisle 
Jonathan Papelbon

クローザーは結局Jonathan Papelbonのまま(ため息)。流石にチームメイトに殴りかかるなんてことはないと思いますが、とにかく悪影響を与えないことを願うばかりです。

この他、ロングリリーフはYusmeiro Petit、対左がOliver Perezが務めることは決まっていますが、重要な勝ち試合の7,8回の役目がはっきりしません。Shawn Kelley、Felipe Rivero、Matt Belisle、それに最後の最後に席をつかんだBlake Treinenの4人のうち、誰がメインセットアッパーになるかさえ、決まっていません。Baker監督はTreinenをセットアッパーで使う可能性を示唆していますが、昨シーズン序盤の失敗ぶりからすると、少し樣子を見ながら、になるかもしれません。

マイナーに目を転じると、40人ロースターに入っている投手だけでも、Rafael Martin、Trevor Gott、Sammy Solis、Nick Lee、Matt Graceと、左右ともかなり層は厚くそろっています。

[CATCHERS]
Wilson Ramos
Jose Lobaton

ともに健康に過ごしたこのコンビで3年連続の開幕を迎えます。特に春先にレーシックの手術を受けたWilson Ramosが打撃好調。FA前最終年をどう過ごすことができるでしょうか。

マイナーではPedro Severinoが大いに評価を上げて待機中。2人のどちらかが欠場ということになれば、いつでも昇格する準備はできています。

[INFIELDERS]
Ryan Zimmerman
Daniel Murphy
Anthony Rendon
Danny Espinosa
Stephen Drew
Clint Robinson

一塁Ryan Zimmerman、二塁Daniel Murphy、三塁Anthony Rendon、ショートDanny Espinosaのレギュラー陣。スプリングトレーニングをゆっくり過ごしたZimmermanでしたが、2日の最終ツインズ戦でもホームランを打つなど順調な仕上がり。打撃不振で懸念されたEspinosaも同じく2日の試合で左打席からのホームラン(まあ、これでまた大振り癖が出てしまう可能性もあるわけですが)。何より、守備の評価を高めて、ひとまず実力でレギュラーポジションを確保しました。あとの2人、それに、ベンチの2人も順調な仕上がりです。

そして、スプリングトレーニングの注目の1つだったTrea TurnerがAAAで控えています。昇格は時間の問題。それが、いつなのか、どういう形を取るのか、当面の注目です。

[OUTFIELDERS]
Bryce Harper
Ben Revere
Michael Taylor
Jayson Werth
Chris Heisey

Bryce Harperは2年連続のリーグMVPに向けて順調な仕上がり。Jayson Werthも、少なくとも健康で、悪くない。そして、新加入のBen Revereも、スプリングトレーニングの打率.429という結果を残して大いにアピールしました。しかし、この春、打者陣で最も大きな話題となっていたのがMichael Taylorのバッティング。20試合に出場して、.453/.491/.849、チームトップの5本塁打。ひとまずレギュラーポジションは、レフトWerth、センターRevereとなりますが、Baker監督をして「ポジションのないレギュラー」と言わせており、かなりの出場機会を与えられるはずです(少なくとも守備固めは確実に)。

ベンチの最後の椅子を奪ったのは、Chris Heiseyでした。この春の数字ではライバルたちに劣りましたが、右のパワーバットが足りないという事情と、通算の代打成績がかなり良いということで、勝ち残りました。発表されたのが1日でしたが、翌2日の試合で途中出場し、ホームランを打っています。

マイナー待機組では、オプションが残っていたことと左打者であるためにマイナー開幕となったMatt den Dekkerが一番手でしょう。


さ、いよいよこのメンバーで開幕です。

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