2019/06/22

6/21 Rosenthal初ホールド Suero初セーブ

地区首位を独走中(3位ナショナルズとは7.5差)のブレーブスを迎えての3連戦。ナショナルズにとっては、このシリーズを勝ち切れればシーズンを捨てなくてもいいところに(奇跡的に)戻ってきたと言っていい状況になる大事なシリーズです。

W4-3 Braves (Season 37-38)
Strasburg(W8-4) 6.0IP 3ER 5H 3BB 5K
Rosenthal(HD1) 0.1IP 0ER
Suero(SV1) 1.0IP 0ER 1H 1BB 1K
Robles 1/2 triple R RBI
Gomes 1/4 HR(3) R RBI

1点リードの8回表、2死2塁。打席には今日2ランを打っている右打者のAustin Riley。この大事な場面で、左投手のTony Sippに代えてDave Martinez監督がマウンドに送ったのはTrevor Rosenthalでした。球場のファンも画面を見るファンも、もちろんチームメイトも首脳陣も固唾を飲んで見守った登板。初球のスライダーは低めに外れましたが、ストライクゾーンへの速球を2つ続けて追い込み、最後はインローへの100マイルの速球でどん詰まりのサードゴロ。見守っていたみんなが大きな息を吐く音が聞こえるようでした。

開幕直後を除くと大きく差が開いた試合でしか使えなかったRosenthalを(ダブルヘッダーを含む連戦で選択肢が限られていたとはいえ)ここで起用したのは大きなギャンブルだなと思ってみていましたが、Dave Martinez監督はこのギャンブルに勝利しました。認めるしかありません。はい。良い采配でした。この試合におけるハイライトであったことはもちろんですが、Rosenthalが戦力として活躍してくれるようになるとすれば、大きなターニングポイントとなったと振り返られるであろうシーンでした。

さて、試合前の注目は、今シーズン初のマウンドに上がったブレーブス先発のDallas Keuchelでした。昨オフにFAとなったものの、6月3日のドラフト後に(=QOに絡むドラフト指名権の喪失というペナルティがなくなった後に)ようやくブレーブスと契約を結び、この試合が初先発。元々速球派というわけではありませんが、この日は変化球のキレもあまり感じられず、別に怖くないなというのが正直な感想。3回まではランナーを出しながらとらえきれませんでしたが、4回裏にエラーのランナーを置いて、Victor Roblesの三塁打、Michael Taylorのスクイズバント、そしてYan Gomesのソロ本塁打で同点に追い付くと、4回裏にAnthony Rendonのタイムリーで4-3とリード。

ここから、7回表をJavy Guerraが無失点で切り抜けると、8回表はTony Sippが怖い怖いFreddie Freemanを空振り三振に仕留めるなどして2アウトをとって、上述のRosenthalが3つ目のアウトを記録。そして9回表は、連投で使えなかったクローザーSean Doolittleの代役として、こちらも3連投となる(けど若い)Wander Sueroがマウンドへ。無死1,2塁のピンチを迎えましたが、2死までこぎつけ、最後はDansby Swansonのセカンド後方へのあわや同点タイムリーかという小フライをライトのRoblesがスライディングキャッチしてゲームセット。薄氷ものでしたが勝ちは勝ち。Rosenthalにとっては今季初ホールド、Sueroにとってはメジャー初セーブ。DoolittleもTanner Raineyも使えない中でブルペンはよく頑張りました。

厳しい試合でしたが、見事に勝ち切りました。ナイスゲーム。

MVP: Wander Suero

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