2016/05/12

5/11 Scherzer 20奪三振(MLBタイ記録)

W3-2 Tigers (Season 21-13)
Scherzer(W4-2) 9.0IP 2ER 6H 0BB 20K
Murphy 3/4 double 2RBI
Harper 2/3 BB
Rendon 2/4 double 2R SB(4)
Espinosa 1/3 HR(3) R RBI

昨シーズン、2度のノーヒッターと16奪三振のワンヒッターという歴史的快投を演じてきたMax Scherzer。今シーズンは開幕からピリッとせず、この試合の始まる前まで7試合に先発し、3勝2敗、防御率4.70。リーグで2番目に多い9被本塁打。

そんなScherzerがやってくれました。

MLB記録タイに並ぶ1試合(9イニング)20奪三振。過去、Roger Clemens(1996, 1998)、Kerry Wood(1998)、Randy Johnson(2001)の3人(4度)しか達成していない大記録です。

イニング毎の奪三振数は、次の通り。

1回表: 2 ⇒1回裏、Daniel Murphyのタイムリーで1-0と先制 
2回表: 3 (先頭打者のVictor Martinezにシングル)
3回表: 3 (先頭打者のJose Igresiasにソロ被弾)
4回表: 1
5回表: 2
6回表: 2 ⇒6回裏、またもMurphyのタイムリーで2-1とリード
7回表: 2 (1死2,3塁から、連続三振でピンチを脱出)
8回表: 3 ⇒8回裏、Danny Espinosaのソロで3-1とリード

この時点で18奪三振の球団タイ記録。MLB新記録の可能性も残して、9回表のマウンドへ。先頭のJ.D. Martinezに投じた初球、ど真ん中へのスライダーをセンター左へ運ばれ、3-2と1点差に迫られましたが、続く、Miguel Cabreraを空振り三振で19個目。Victor Martinezにレフト前シングルを打たれた後、Justin Uptonを低めへのスライダーで空振り三振に仕留め、遂に20奪三振。

新記録への期待がかかったJames McCannの打席でしたが、初球空振りの後、2球目をスイングし、打球は緩いサードゴロ。Anthony Rendonが二塁のMurphyに転送してフォースアウトが記録され、ゲームセット。惜しくも新記録はなりませんでしたが、見事な完投勝利。

Stephen Strasburgも長期契約を結んだことで、「どちらがエースか」という論争が生じ得るところでしたが、このピッチングを見せられてはかないません。Scherzerがエースです。

最後は、Scherzer 自身のコメントで締めくくります。

“Strikeouts are sexy.”

MVP: Max Scherzer

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