Harrisburg Senators(AA)のベテラン一塁手、Neftali Sotoが、Eastern Leagueの5月15日までの週の週間MVPに選出されました。週間成績は下記の通りの立派な成績です。
7G 31AB 2HR 13RBI 3BB 6K .387/.441/.613 1SB
マイナーFAとして今シーズンからナショナルズ傘下に入った選手でよく知らなかったのでちょっと調べてみました。
プロ10年目の27歳。プエルトリコ出身で2007年のドラフト3順目でレッズに高卒入団し、2014年まで在籍。2013年にメジャーデビューを果たし、2014年にも少し出場していますが、通算44打席で.071/.091/.095という成績。2015年3月にホワイトソックスへ金銭トレードされ、AAAで結果を残せず、オフにマイナーFAとして退団。
という、いわゆるAAAA選手の典型的なキャリアのようですが、よくよく見ると、最初思った以上にスター選手に肉薄したのかもしれないと思いました。baseball reference.comのマイナーリーグでのスタッツを併せて表示するページを見ると、2011年にAAで30本もホームランを打っています。この30本、Paul Goldschmidtと並んでの堂々のSouthern Leagueのトップでした(しかも、Goldschmidtよりも1歳若くして)。SotoとGoldschmidt。同じパワーバットの右打ちの一塁手。この時点ではほとんど差はなかったように見えます。しかし、その後のキャリアは明暗を分けます。その年の8月にメジャーデビューを果たしたGoldschmidtが、以降マイナーに戻ることなく、スターMLB選手としての地位を確立していったのに対し、Sotoは9月になってAAAに昇格して結果を残したものの、翌年以降は低迷し、今に至っています。
2011年の夏、優勝争いをする中で一塁手の補強を探らざるをなかったダイヤモンドバックスと、Joey Votto全盛期(この年161試合に出場)のレッズ。所属した球団が逆だったらどういう運命となっていたか、そんなことをbaseball reference.comのSotoのページを見ながら考えてしまいました。
2 件のコメント:
お久しぶりです。
遅ればせながら、Strasburgの契約延長おめでとうございます!年齢的にもFAとしては若い方だし、今季は良い投球をしているので、てっきりFAに打って出るもんだと思っていましたが、Rizzoさんのお手柄ですね。
ララさん こちらこそお久しぶりです。
いやー、ありがとうございます。本当にRizzo GMのお手柄です。Papelbonトレードなど疑問な動きもありましたが、さすがです。
レッドソックスは、ラストシーズンとなるPapiが活躍し、しかも若手野手がしっかり定着、しかも、まさかの投手が好投と、なかなかいいシーズンのは入り方になりましたね。
これからもよろしくお願いします。
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