ナ・リーグ東地区(2019年6月末時点)
6月の月間成績は18勝8敗。5月末に9つもあった借金を返し、お釣りがくるまさかのV字回復を見せてくれました。フリーフォール状態のメッツを抜いて地区3位に浮上し、やはり6月に大きく負け越したフィリーズも射程圏内に収めています。とはいえ、首位ブレーブスは20勝8敗というナショナルズをも上回るペースで勝ち進み独走態勢を築いていますので、当面の目標はフィリーズ、そしてワイルドカード圏内となります。
Hitter of June 2019: Anthony Rendon
みんな実によく打ちました。驚きました。ここに上がっていない選手でも、Brian Dozierが.275/.333/.563の好成績で、開幕当初からの期待はずれ感を払拭しました。また、捕手コンビのうち、Kurt Suzukiがわずか56打席という限られた機会の中で、.283/.316/.566、チーム3位の16打点を記録するなど結果を残し、気が付けばYan Gomesよりも多い出場機会を得るようになっていました。錚々たる成績が並ぶ中ですが、これだけ素晴らしい数字を残したAnthony Rendon以外を選ぶわけにはいきません。数字もさることながらほんとうに大事なところで打ってくれたという印象が強く残っています。
Pitcher of June 2019: Max Scherzer
ナ・リーグの公式MVPに選ばれたMax Scherzerが当ブログでも月間MVPなことは言うまでもありません。ですが、数字が示すとおり、Anibal Sanchezも復活の好投。また、月の後半にはStephen StrasburgとPatrick Corbinも好調を取り戻し、先発上位4人は強力なものとなっています。ウィークポイントは5番手。Erick Feddeが調子を上げられずマイナー降格となり、ダブルヘッダーのために得た今季初登板で好投したAustin Vothが取って代わりましたが、そのVothも2試合以降はパッとしません。一方のブルペンは、開幕以来記録的な不振だったTrevor Rosenthalと遂に縁を切り、ベテランのFernando RodneyやJonny Ventersとマイナー契約を結んだりしながらのパッチワーク作業を経て、なんとか仕事ができるようになりました。ただ、頼みの綱であるSean Doolittleが登板過多から疲労を露わにしつつあることは懸念材料です。
0 件のコメント:
コメントを投稿