今年もこの季節がやってきました。10月10日に開幕するアリゾナ秋季リーグ(AFL)への参加選手の発表です。ナショナルズからは、Victor Roblesをはじめとする7選手の派遣が発表されました。
Victor Robles, OF
Kelvin Gutierrez, 3B
Dakota Bacus, RHP
Jimmy Cordero, RHP
Austen Williams, RHP
Kyle McGowin, RHP
Taylor Gushue, C
AFLへの派遣にはいろいろな意味がありますが、まずトッププロスペクトを(比較的)高いレベルの競争にさらすという育成的な側面があります。今年の面々の中で言えば、Roblesがまさにそれに当たります。なお、かつてAFLといえばこの側面が一番注目されていましたが、近年は(特に投手に関しては)あまりトッププロスペクトが参加している印象はありません。
また、レギュラーシーズン中に故障で離脱したため、もう少し実戦経験をさせるべきという、こちらも育成的な理由で派遣選手もいます。Kyle McGowin、Kelvin Gutierrez、Dakota Bacusの3人は、いずれもシーズン途中でDL入りし、シーズン後半に復帰してきた選手たちです。
さらに、冬のルール5ドラフトに向けて40人ロースターに新規に加えるべき(プロテクトすべき)選手か、特にプロテクトしなくても他球団に指名されることはない選手か、の見極めの為に派遣されることもよくあります。今年の顔ぶれにはこのタイプが多い印象。Bacus、Jimmy Cordero、Taylor Gushueはいずれも現時点でまずまずの期待感があり(期待感の理由は、トレードで獲得してから1年ほどだからということだったり、今シーズンの活躍だったり)、かつ今年初めてルール5の対象となる選手たちです。また、既に40人ロースターに入っていて、セプテンバー・コールアップでメジャーにも帯同しているAusten Williamsについても、40人ロースターから外すかどうかという意味で同じカテゴリーに入ると思います。
開幕は10月10日です。(10月中はポストシーズンのフォローが忙しくて、AFLはあまりフォローできないことをむしろ願っていますが。)
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