2015/05/01

4/30 逆転でメッツに先勝

W8-2@NYM (Season 10-13)
Strasburg(W2-2)  5.1IP 2ER 6H 1BB 7K
Barrett(HD2) 0.2IP 0ER 1K
Solis(HD1) 2.0IP 0ER 1H 1K
Harper 2/4 2double BB R 3RBI
Escobar 3/5 3R
Werth 2/5 2R 1RBI
Zimmerman 2/4 double SF 2RBI
Ramos 1/4 2RBI

6.0ゲーム差離された地区首位メッツとの4連戦の初戦。Stephen Strasburgと昨季の新人王Jacob deGromのマッチアップ。

序盤は完全にメッツペース。3回まで1人のランナーを出すこともできなかったナショナルズ打線。一方のStrasburgは制球が今一つで、甘く入ったボールをメッツ打線に痛打され、2点を先制されていました。

しかし、中盤以降は完全にナショナルズのペース。きっかけはメッツの守備の乱れ。4回表無死1塁でのYunel Escobarの打球は完全な併殺コースのショートゴロでしたが、Wilmer Floresがトスを焦って後逸し、オールセーフ。これで流れが変わりました。続くJayson Werthのタイムリーで1点を返すと、この後さらに四球、Ryan Zimmermanの犠飛、Wilson Ramosのショートへの緩いゴロできっちり得点し、この回、わずか1安打で3点を奪い逆転に成功しました。今季はナショナルズが守備で自滅するケースが多く、相手ミスにつけ込む形できっちり得点できたこのイニングの意味は意外と大きいかもしれません。

ともかくこれでリードしてもらったStrasburgが、4回裏、5回裏を6人で片付けると、6回表にはZimmermanとRamosの連続タイムリーで2点を追加。6回裏に2連打されたところでStrasburgは降板となりましたが、残るピンチをAaron Barrettがきっちり片付けました。試合の流れという意味では、このBarrettの貢献が大きかったという印象。6回表の攻撃で、2点を奪ってなお1死満塁としながらDanny Espinosaのセンターフライで本塁に突入したZimmermanがタッチアウトとなり、直後に2連打された場面でしたから、メッツとしてはこれ以上ない反撃ムードだったはず。それを断ち切ったBarrettは立派。シーズン序盤は、ブルペンが崩れて逆転されるという展開が多かったことを思うと、なおさらです。

そして、7回裏、3点リードという展開にも関わらず、驚いたことにマウンドにはこれがメジャーデビューとなるSammy Solisが送り込まれました。更に驚いたことに、Solisが7回だけでなく8回まで、シングル安打を1本打たれただけで0点に抑えてしまいました。これにより、4月だけで5人の投手がメジャーデビューを果たしました(Rafael Martin、Felipe Rivero、Matt Grace、A.J. Cole、Sammy Solis)。苦しいブルペン事情の現れと言われればそれまでですが、Graceなんてすっかり定着した感がありますし、好意的に捉えています。

9回表、このままならセーブが付く展開だったためブルペンではDrew Storenがウォーミングアップをしていましたが、1死満塁からBryce Harperが左中間を破る走者一掃の二塁打を打って試合は事実上終了。

苦しかった4月の最終戦をいい形で締めくくりました。5月の反転攻勢に向けていいムードです!

MVP: Aaron Barrett 

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