2019/08/04

2019年7月をふりかえる

オールスター戦が終わり、そして今年から厳格となったトレード期限を迎えた7月。ポストシーズン争いに向けて、各チーム陣容が整ってきました。もちろんナショナルズも、と言いたいところですが、ここに来て投打に痛い故障が発生しています。

ナ・リーグ東地区(20197月末時点)

W
L
PCT
GB
Atlanta
64
45
.587
-
Washington
57
51
.528
6.5
Philadelphia
56
51
.523
7.0
New York
52
55
.486
11.0
Miami
41
65
.387
16.5
月間成績は1510敗。対戦相手に恵まれた6月からはさすがにペースが落ちましたが、それでもしっかり勝ち越し、フィリーズを抜いて地区2位、ワイルドカード争いではなんとトップに立ちました。ブレーブスのペースもほとんど落ちないので、差は縮まっていませんが、まだ諦めるには早い。頑張りましょう。トレード期限を前に、フィリーズはもちろん、メッツもバイヤー側に回っていましたので、まだ諦めていない様子。当然多く組まれている地区内での対戦。油断はなりません。

Hitter of July 2019:  Anthony Rendon

PA
AVE
OBP
SLG
R
HR
RBI
SB
Trea Turner
117
.299
.359
.495
15
3
9
4
Juan Soto
114
.264
.395
.495
14
6
18
3
Anthony Rendon
112
.333
.420
.552
14
4
22
0
Adam Eaton
109
.284
.355
.442
17
1
7
4
Victor Robles
99
.236
.306
.393
14
2
10
6
Brian Dozier
92
.268
.435
.465
13
3
10
2
6月ほどではありませんが、引き続き打線は機能しています。そんな中、やはり中心になって引っ張ったのはAnthony RendonFAを前にしてのこの成績は、残留を期待するナショナルズファンとしては複雑な気持ちにもなります(再契約に向けてのRendon側と球団側の認識ギャップが報道され、暗い気持ちになりました)が、とにかく当座打ってくれていることは素直に嬉しいです。

ここにいない選手では、チームのムードメーカーとして大活躍しているGerardo Parraがバットでも活躍。代打を中心に31打席だけですが、.357/.400/.4648打点。チームの復活劇の陰のMVPと言っていい存在でしょう。また、6月下旬にようやくILから復帰してきたRyan Zimmermanも、9試合で.333/.342/.472、通算1000打点を記録していよいよと期待しましたが、21日の試合で走塁中に古傷を痛めてまたもIL入り。今季中の復帰があるかどうかという感じのようです。

Pitcher of June 2019: Stephen Strasburg

GS
IP
W
K
ERA
WHIP
Patrick Corbin
6
37.0
2
48
1.95
1.11
Stephen Strasburg
5
32.1
5
44
1.14
0.92
Anibal Sanchez
5
29.0
2
20
3.72
1.38
Erick Fedde
3
13.2
0
8
7.24
1.68
Max Scherzer
2
12.0
1
19
2.25
0.92

G
IP
SV
HD
ERA
WHIP
Wander Suero 
15
14.1
0
4
2.51
1.12
Fernando Rodney
12
10.2
1
6
4.22
1.69
Tanner Rainey
10
8.1
0
3
1.08
1.44
Sean Doolittle
10
11.0
5
0
2.45
1.09
Matt Grace
10
10.2
0
0
4.22
1.03
今月も、ナ・リーグの公式MVPに選ばれた投手がいましたので、その投手が当ブログでも月間MVPなことは言うまでもありません。ただし、顔は変わりました。今月はStephen Strasburgです。別記事でも書きましたが、失点(4)より、自らの打点(6)のほうが多いなんて。凄すぎますPatrick Corbinも勝ち星こそ付いていませんが、Strasburgより1試合多く投げてこの成績は立派。またAnibal Sanchezもすっかりローテーション投手として安定感が出てきました。

問題はこの3人以外です。Max Scherzerがオールスター前後から背中の痛みを訴え、IL入り。一度は復帰したものの再発し、先の見通しが立たないという由々しき事態となっています。こうなると、若手に期待することになりますが、候補となるErick FeddeJoe Rossはいずれも結果を残せず、Austin Vothに至っては右肩痛でIL入りとさらに心配な状況。トレード期限までに補強もしませんでしたので、何とか奮起してもらいたい。それ以上に、Scherzerの復帰を願います。

ブルペンは相変わらずの綱渡り運営です。采配も相変わらずのダメっぷり。Fernando Rodneyなんて(大ベテランなのに)酷使されすぎて見ていて気の毒なくらいです。Sean Doolittleはなんとか結果を残していますが、7月最後のブレーブス戦での痛恨の被弾など、やはり球にキレがなくなっているように見えます。という状況の中、トレード期限直前に実績のある3人を補強。これでしばらくは戦えると思いますが、監督がこのままの無茶な起用法を続けるなら最後まで持たないと思いますが、さてどうするんでしょうか。

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