2019/08/03

8/2 Rossと新ブルペンで1安打完封

W3-0@ARI (Season 58-51)
Ross(W1-3) 5.1IP 0ER 1H 5BB 3K
Doolittle(SV24) 1.0IP 0ER 1K
Adams 1/4 double 2RBI
Soto HR(21) 1/4 R RBI

フラッグディールトレードの狂騒の後の第1戦。マウンドには大きな期待がかかるJoe Rossが上がりました。立ち上がりからツーシームもスライダーも素晴らしいボールを投げていたのですが、コースを狙いすぎて四球でランナーをためる苦しいピッチングでした。3回裏も、1死から8球連続でボールで1、2塁のピンチを作りDバックスの3番以下の主軸を迎える悪い流れ。このまま残念な登板となってしまうのかと心配しましたが、ここで救世主が現れます。Paul Menhartピッチングコーチ。マウンドに向かいRossと言葉を交わすと、なんと完全に立ち直り、この後6回1死でマウンドを降りるまで、打者10人に対して許した走者は相手先発投手のAlex Youngによる緩い打球の内野安打の1人だけで、四球なし。魔法かと思いました。これまでの試合でもときどきこういうシーンがありましたので、いい投手コーチなんでしょう。

ただ、ナショナルズ打線もDバックス先発のAlex Youngの前になかなか得点できず、5回を終えて0-0でした。動いたのは6回。先頭のAdam Eatonがチーム2本目のヒットとなる二塁打を右中間へ打って出塁。Anthony RendonとJuan Sotoはランナーを進めることすらできませんでしたが、Brian Dozierが敬遠四球で歩いた後、Matt Adamsがライト線への値千金の二塁打を打ち、2者が生還。待望の先制点を奪いました。左対左で、前2打席はいずれも簡単に三振していたAdamsでしたから、Dバックスの判断は間違っておらず、打ったAdamsが偉かったということです。

これでリードしたナショナルズ。6回裏に2番手で登板した新戦力のRoenis Eliasが、6回裏を問題なく抑えた後、7回の打席で内野ゴロを打った際には1塁に向けて全力疾走して太ももの裏を痛めてしまうというアクシデントはありましたが、以降もしっかりつないで3点リードの9回裏はSean Doolittleが登板。前の試合では敗戦投手となったDoolittleでしたが、この日は落ち着いて三者凡退。

終わってみれば、Dバックスの安打は、上述のRossがYoungに打たれた内野安打の1本のみ。見事な1安打完封リレーの完成でした。

この登板でRossに全幅の信頼を置けるかと言われると返答に窮しますが、少なくとも立場を悪くはしなかったはず。自分を信じて投げればいいんです。次も期待しています。

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