[2016年10月オリジナル, 2017年8月最終更新]
さらにもう1人、2016年のMy Top 10 Prospectsに選んだ高卒左腕のTyler Watsonです。
[Player Data]
Name: Tyler Watson
Position: LHP
Born: May 22, 1997
Birthplace: Gilbert, Arizona
School: Perry HS (Arizona)
Height: 6-5
Weight: 200
Bats: Right
Throws: Left
Draft: 2015-34 WAS
Acquired: Draft (2015)
BA Organization Rank: NA ⇒ 27(2017)
BA Overall Rank: NA
[Scouting Report]
長身の左腕。既に高校時代から90マイルを超える速球は、そのムーブを含めて高く評価されていた。体格が仕上がっていけば更に球速が上がると見込まれるが、必ずしもパワーピッチャーではなく、制球で勝負できる。変化球は、高校時代から縦に割れるカーブは持っていたが、プロ入り後チェンジアップの習得に取り組んでいる。変化球が今後のステップアップのカギを握る。
[Background]
高校3年時の2015年ドラフト34順目でナショナルズが指名。指名順位が低く、大学進学も内定していたので契約できるとは思われていなかったが、40万ドルという破格のボーナス提示もあって契約に成功。GCLナショナルズに所属し、わずか5試合13回1/3とはいえ、無失点、16奪三振、4四球という好成績を残した。(この時点でMy Top 10 Prospectsに選出。)
2016年はGCLでじっくり育成かと思いきや、いきなりAuburn(SS)で開幕。しかも開幕戦のマウンドに送られ5回無失点8奪三振。以降も年長の打者ばかりのリーグで好投を続け、8月のNew York Penn Leagueのオールスターに選出される。最終的にSSでは計9試合43イニングを投げ、1.88/0.91、48奪三振、9四球という文句の付けようのない成績を残してシーズン最終盤にHagerstown(A)への昇格。3試合に先発してシーズンを終えた。
2017年はHagerstownのローテーション投手として開幕。多少の山谷はあったものの、7月末までに18試合、93イニングを投げ、98奪三振、4.25/1.25の好成績。もちろんSouth Atlantic Leagueのオールスターにも出場。しかし、トレード期限の7月31日にツインズのクローザーBrandon Kintzlerとの1体1のトレードで移籍。
[Comment]
McKenzie Millsとともに次の世代の先発投手の1人に育ってくれることを期待していましたが、このタイミングでトレード放出。元々の指名順位が低かったことを思うと、よくここまで育ったというべきなのかもしれませんが、しかし、惜しい。(2017年8月)
ドラフト指名順位は低かったものの、高卒左腕投手という夢のある選手。その夢に賭けて2015年オフにMy Top 10 Prospectsに選んでみましたが、2016年はその期待にしっかり応えてくれました。同じように下位指名だったTanner Roark(まあそれでも25順目でしたが)のような大化けを期待して見守りましょう。(2016年10月)
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