[NL EAST End July 2014]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 58 | 48 | .547 | - |
Atlanta | 58 | 51 | .532 | 1.5 |
Miami | 53 | 55 | .491 | 6.0 |
New York | 52 | 56 | .481 | 7.0 |
Philadelphia | 48 | 61 | .440 | 11.5 |
7月を14勝10敗で終えたナショナルズが地区首位に立ちました。一時は2位ブレーブスに2.5差を付け、このまま独走態勢に入るかと期待しましたが、Ryan Zimmermanの故障離脱により打線が失速し、離脱後の8試合は3勝5敗と苦戦中。8月中の復帰は絶望的とされ、厳しい戦いが続きます。2位のブレーブスは月間5割で、3位のマーリンズ(貯金2)、4位のメッツ(ナショナルズをも上回る貯金5)よりも調子を落としていました。
いよいよシーズンも終盤に突入。同地区同士の戦いが数多く組まれています。
いよいよシーズンも終盤に突入。同地区同士の戦いが数多く組まれています。
[Pitcher of July 2014: Tanner Roark]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Stephen Strasburg | 6 | 39.3 | 1 | 44 | 3.18 | 1.13 |
Gio Gonzalez | 5 | 28.2 | 1 | 29 | 3.77 | 1.26 |
Tanner Roark | 5 | 35.0 | 4 | 29 | 2.06 | 0.86 |
Jordan Zimmermann | 4 | 21.1 | 0 | 22 | 4.22 | 1.27 |
Doug Fister | 4 | 26.2 | 4 | 27 | 2.36 | 1.16 |
G | IP | S | HD | ERA | WHIP | |
Drew Storen | 10 | 9.0 | 1 | 4 | 3.00 | 1.67 |
Tyler Clippard | 9 | 9.0 | 0 | 6 | 1.00 | 1.00 |
Jerry Blevins | 10 | 8.1 | 0 | 1 | 6.48 | 1.20 |
Rafael Soriano | 9 | 8.1 | 6 | 0 | 5.40 | 1.68 |
Ross Detwiler | 9 | 9.0 | 0 | 0 | 2.00 | 0.65 |
6試合連続で7イニング2失点以下に抑えるなど、先発投手陣全体で見ると素晴らしく、月間防御率3.03は30球団中4位、守備の影響などを加味したFIP2.97は1位でした。ただ、個々の数字を見ると、良かったTanner Roark とDoug Fisterと、悪かったJordan ZimmermannとGio Gonzalezに大きく明暗が別れました。中でもRoarkの安定ぶりと、Jordan Zimmermannの不安定ぶりは目立ちます。Zimmermannは最後の登板で7回2失点と好投したので(その後逆転負けを喫しましたが)、大丈夫だと信じていますが。
むしろ、好投しても好投しても勝てないStephen Strasburgの方が心配。7月は1勝3敗で、シーズン成績は7勝9敗となってしまいました。白星・黒星だけで投手を評価することはできないと思いますが、昨季も(30試合に先発して防御率3.00ながら)8勝9敗で終わっており、「何かおかしい」と思い始めました。何かがクリックすれば変わるような気がしますが、それは何なのか、分からないままです。
開幕から絶好調だったブルペンでしたが、7月は月間防御率4.76(25位)と突然の大不振に陥ってしまいました。3点リードでセーブに失敗したRafael Soriano。投げるたびに失点している印象のJerry BlevinsとAaron Barrett。夏の疲れかもしれませんが、少し手をいれる必要があるかもしれません(と言っていたら、BarrettはAAAにオプションされました)。依然として頑張っているのがTyler Clippard。それに(相変わらず敗戦処理が多いものの)Ross Detwilerも、トレード期限でほしいというチームが現れるのではないかと言われるほどの好投でした。
[Hitter of July 2014: Jayson Werth]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Anthony Rendon | 112 | .265 | .330 | .402 | 22 | 1 | 11 | 4 |
Denard Span | 111 | .368 | .459 | .411 | 19 | 0 | 4 | 7 |
Jayson Werth | 101 | .337 | .446 | .687 | 17 | 6 | 24 | 0 |
Adam LaRoche | 101 | .159 | .238 | .227 | 6 | 1 | 11 | 1 |
Ian Desmond | 96 | .292 | .344 | .461 | 9 | 3 | 15 | 1 |
Bryce Harper | 92 | .228 | .330 | .342 | 10 | 2 | 3 | 0 |
Spanは昨季も夏場になって調子を上げてきましたが、今年も同じ。打率、出塁率はいずれも30球団中でもトップ5に入る数字。チームの攻撃をしっかり引っ張っています。出塁したSpanを返す役目をしっかり果たしているのがほぼ3番で固定されているWerth。長打率、打点はいずれも全体で2位の好成績。また、2番に入っているAnthony Rendonの22得点はメジャートップの数字です。
一方、大不振なのが、LaRocheとHarper。開幕から打線のアンカーとして頑張ってきたLaRocheでしたが、7月は本当に打てませんでした。ただ、唯一の本塁打がロッキーズ戦での決勝弾という価値あるものだったことはさすが。元々スロースターター気味でシーズン終盤で成績を残す選手。再び調子を上げてくると信じています。問題はHarper。DLから復帰してから、打撃フォームを変えてみたりいろいろ試行錯誤していますが、なかなか調子が上がりません。特に長打不足とチャンスでの凡退が目立ちます。ほぼフル出場して3打点って・・・。
そして22日の試合で負傷退場したRyan Zimmerman。16試合67打席で、2本塁打9得点16打点、.362/.418/.569と、Span、Werthに勝るとも劣らない数字を残していただけに、いなくなった穴は大き過ぎる。一日も早い復帰が待たれます。
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