1年で最もトレード戦線が活況を呈する7月31日。今年は特に賑やかで、Jon Lester(BOS→OAK)、David Price(TB→DET)、John Lackey(BOS→STL)など大物のトレードが続々と発表されました。
そんな中、ナショナルズもインディアンズとの間で、Asdrubal CabreraとZach Waltersという内野手同士の1対1のトレードに合意しました。
Cabreraは28歳。両打ちの内野手で、本職はショートですが、2007年にメジャーに昇格してから2009年まではセカンドを守っており、今も十分守れると言われています。2007年に21歳でメジャーデビューしてから8年目のシーズン。2年目以降は故障がない限りレギュラーとしてプレーし、毎年安定した成績を残しており、通算成績は.270/.331/.410。2011、12年にはオールスターにも選出されています。今季が3年契約の3年目でオフにFAとなります。
放出されるWaltersは、メジャー2年目も24歳。こちらもやはり元々はショートですが、ナショナルズにはIan Desmondがいることもあり、セカンド、サードさらには外野もなんとか守れるユーティリティとしてプレー。過去2年間にAAAでの194試合で44本塁打を放った長打力が魅力だが、今季コールアップされた際のメジャーでの打席を見ると、まだオーバーマッチの印象。このためフロントもレギュラーとして起用するのは無理と判断していた模様。2010年ドラフトでDバックスに入団し、まだシングルAにいた2011年のこの時期に、Jason Marquisとの1対1トレードでナショナルズに来た後、頭角を現してきました。当時はあまり目立たない扱いでしたが、今となっては成功と断言できるトレード。さすがRizzo GM。
Ryan Zimmermanが長期離脱を余儀なくされる中、守備は一流でも打撃の穴があまりに大きいDanny Espinosaに変わる二塁手を探していたナショナルズにフィットします。対価としても、(Cabreraの残り年俸を全てインディアンズが負担してくれるというおまけが付くにせよ付かないにせよ)適正に思えます。
両選手の今後の活躍に期待したいです。
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