[National League EAST End of May 2015]
W | L | PCT | GB | |
Washington | 28 | 22 | .560 | - |
New York | 28 | 23 | .549 | 0.5 |
Atlanta | 25 | 25 | .500 | 3.0 |
Miami | 20 | 31 | .392 | 8.5 |
Philadelphia | 19 | 33 | .365 | 10.0 |
4月とはちょうど真逆の展開。8シリーズ(4月最後のブレーブスとのシリーズを合わせれば9シリーズ)連続の勝ち越しでその間、18勝6敗(勝率.750)という驚異的な成績。最後のレッズとのシリーズでスウィープを喫しましたがそれでも5月の月間成績は18勝9敗(勝率.666)という見事なものでした。
地区2位は今月を借金2としたメッツがキープ。3位には貯金2だったブレーブス。ここまでが勝率5割以上。負けが込んだことでMike Redmond監督を解任したマーリンズと、全体でも下から2番目の成績に沈んでいるフィリーズの2チームは、シーズンをほぼあきらめた状態です。なお、ナ・リーグ中地区はカージナルスが独走し、西地区はドジャーズとジャイアンツが競っています。
[Pitcher of May 2015: Drew Storen]
GS | IP | W | K | ERA | WHIP | |
Max Scherzer | 6 | 43.0 | 5 | 56 | 1.67 | 0.91 |
Gio Gonzalez | 6 | 35.2 | 3 | 34 | 4.54 | 1.40 |
Jordan Zimmermann | 5 | 33.0 | 2 | 23 | 1.91 | 1.18 |
Stephen Strasburg | 5 | 16.0 | 1 | 15 | 10.13 | 2.00 |
Doug Fister | 3 | 15.0 | 1 | 7 | 6.00 | 1.33 |
Tanner Roark | 2 | 19.0 | 1 | 11 | 1.89 | 1.05 |
G | IP | S | HD | ERA | WHIP | |
Drew Storen | 13 | 13.1 | 11 | 0 | 0.00 | 0.49 |
Aaron Barrett | 13 | 7.0 | 0 | 5 | 10.29 | 1.86 |
Matt Grace | 12 | 8.2 | 0 | 4 | 7.27 | 2.77 |
Matt Thornton | 11 | 7.2 | 0 | 4 | 2.35 | 0.78 |
Blake Treinen | 10 | 15.0 | 0 | 2 | 3.00 | 1.07 |
リーグの月間MVPに選ばれたMax Scherzerについては、別記事をご覧ください。
Jordan Zimmermannが全5試合でクオリティ・スタートを記録する安定ぶりで、Scherzerとともにローテーションを引っ張ってくれました。Gio Gonzalezも安定感とは程遠いものの最低限の仕事はしており、打線の援護もあって黒星はついていません。
開幕ローテーションのうち、残るDoug FisterとStephen Strasburgの2人は残念ながらDL入りとなってしまいました。最初に離脱したのはFister。14日のパドレス戦で2回7失点と滅多打ちに遭った後、右前腕部(肘、肩ではないらしい)の故障でDL入り。キャッチボールくらいは開始しているようですが、先は見えません。とはいえ、代わってローテ入りしたTanner Roarkが、さすが、2試合をいずれも好投してくれましたので、この1枠はなんとかなります。さらに心配なのがStephen Strasburg。スプリングトレーニング以来、不振が続き、小さな故障を繰り返しながらも、ローテーションで投げてきましたが、今月の数字は見るも無残なもの。MLBの投手中でも最悪な部類の数字を残した末、29日のレッズ戦で2回途中交代。遂に、DL入りとなりました。マイナーでしっかり再調整して、復活してくれることを願うばかりです。
私がScherzerを差し置いて5月の月間MVPに選んだのは、クローザーのDrew Storen。4月も安定していましたが、5月はほとんど完璧。月間11セーブはもとより、12回1/3を投げて許した走者はわずかに6人、16奪三振という圧倒的な数字を残しました。目立たないブルペン投手なので、リーグ月間MVPに選ばれるようなことはないでしょうが、シーズン16セーブはリーグトップなのですから、オールスターには是非とも選ばれて欲しいですね。
この他、ブルペン投手陣では、Matt Thorntonも4月に続いて安定したピッチングを続けている一方で、Aaron BarrettとMatt Graceは4月の勢いを失っています。特にBarrettはチーム試合数の半数(50試合中の25試合)に登板しており、登板過多の心配が出てきています。とはいえ、今月になってようやく開幕を迎えたCasey Janssenも頼りになりそうにありません。そこで期待がかかるのが、Blake Treinen。速球、チェンジアップともキレ味が鋭くなっており、大事な場面で起用したくなるピッチングを続けています。
[Hitter of May 2015: Bryce Harper]
PA | AVE | OBP | SLG | R | HR | RBI | SB | |
Yunel Escobar | 118 | .318 | .373 | .364 | 18 | 0 | 9 | 1 |
Ian Desmond | 115 | .278 | .310 | .444 | 13 | 3 | 10 | 1 |
Bryce Harper | 109 | .360 | .495 | .884 | 24 | 13 | 28 | 2 |
Ryan Zimmerman | 109 | .237 | .294 | .381 | 12 | 3 | 18 | 1 |
Denard Span | 103 | .319 | .363 | .489 | 12 | 3 | 9 | 2 |
Danny Espinosa | 90 | .344 | .456 | .211 | 16 | 4 | 9 | 0 |
Wilson Ramos | 84 | .298 | .405 | .431 | 6 | 2 | 11 | 0 |
こちらも、リーグの月間MVPに選ばれたBryce Harperについては、別記事をご覧ください。
Harper以外の打撃陣もなかなか好調。Yunel EscobarとDenard Spanは、4月に続いて打率3割超。特に、Spanはホームランを3本も放っており、長打率でもチーム2位という驚きの成績を残しています。さらに、2番に入ってから打撃好調のIan Desmond、なんだかんだと言われながらも復活を遂げているDanny Espinosa、終盤やや失速しましたが4月下旬から19試合連続安打を記録したWilson Ramosも及第点の成績。数字的に物足りないのはRyan Zimmerman、Tyler Moore、Michael Taylorの3人ですが、3人ともそれぞれ印象的なホームランがあったので良しとしたい気分です。
チーム9 盗塁は決して多くはありませんが4月からは3倍増(笑)。チーム12エラーも4月からは半減しています。 こういう戦いをしていければ、ポストシーズンは自然と見えてくるはずです。
0 件のコメント:
コメントを投稿